QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

感情と思考

1275: dark 2 dark
year:2008 Title: 1275 dark 2 dark


制作について聞かれて、
「感情や思考を排除している。だいたいのそれは幼稚で、低俗なものだから。絵の邪魔になる」
と答えてとても驚かれたことがある。

映画を観ていると、男女が感情に身を任せ、唾液を飛ばしながら口論しているシーンがある。
そんなシーンを観ているといつも、もっと静かに話し合えないものかと、落ち着かなくなる。

大抵、人間が感情的になるとき、視野が狭まり理性が働かなくなる。
そうなるともう人間ではなく、獣になる。

911の報復と言ってアフガニスタンやイラクを爆撃した米国がその分かりやすい例だ。
冷静さを失うと無駄に血が流れ、傷つき命を失うことになる。
戦争は人間のそういう未熟さの現れだ。

なので、自分は極力感情的になることなく、
心を静かに、波立たないように意識している。
これは向き合わないという意味ではなく、
向き合いながら、自分を見失わず、感情を抑えるということだ。

一方で、感情や思考を失うことは人間性を失うことでもあるから、
実生活では、これをうまく切り替えなければならない。

まだ未熟な自分はそれがうまくいかず、
感情に支配され、人を無駄に傷つけてしまうことがあり、
一方で、無感情になって冷たい印象を与えてしまうこともある。

この未熟さを克服することが、この世に産まれた理由だと信じているけれど、
その切り替えをうまくできるようになれるとは、今はとても思えない。

buna

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