QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

誇れる生き方を

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「日本人は力を合わせて東北の人を助けると思っていました」
これはアメリカ合衆国出身の日本文学者・日本学者、ドナルド・キーン。
現在90歳、残りの人生を日本人として生きることを選んだ氏の言葉。

2001年、日本での生活や文化に嫌気がさして、家族や友人を置いて、
日本を捨てたと言われるようなかたちで渡英しました。
そして、多人種、他宗教が共存する、世界のミニチュア版のような街、
マンチェスターに身を置き、911を経験しました。
そんな環境は自分が日本人であることと共に、東洋人であることを思い知らせるには十分でした。
同時に、日韓W杯の時期とも重なり、英国メディアが取り上げる日本の文化、習慣を目にすることで、
こんなにも自分が誇りに思えるものが日本にはあったことに気がつかされました。

2005年に完全帰国をし、今まで弱音を吐かずにここで生活ができているのは、
そのときの体験があったからだと思います。
しかし、311以降この2年、復興は思うように進んでもおらず、
未だに原発関係では私利私欲が暴走、そして国民の無関心。
この様子をみていると再び祖国への苛立がつのり、時折憎しみに似たモノに変わる瞬間があります。

しかし、日本というのは自分自身なのだ。そう思うようにもなり、
その苛立を憎しみに変えるのではなく、活力に変えられるように努めています。
何しろ自分自身が何もできていないわけですから。
それぞれ一人一人が誇れる生き方をするしか、頭の足りない僕には考えつかないのです。

以下、読売新聞に掲載されている氏の記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120309-OYT1T00135.htm

buna

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