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タイポグラフィの在り方を探求する実験的なプロジェクト、“TYP(タイプ)”
このブログ、及びサイトをデザイン、プログラムしてくれた石橋(Actgram)君らが始めたプロジェクト。
その彼らによる初の展覧会来月頭から行われる。
タイトルまわりのデザインの弱さを自覚しているだけに、
この展示会には良い刺激をもらえるのでは。と期待している。
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TYP Exhibition. o1
会 場 = SUNDAY ISSUE
会 期 = 2012年3月2日(金)‒ 3月11日(日)
開場時間 = 13:00‒ 20:00(土日は12:00‒ 19:00 / 月曜定休日)
入 場 料 = 無 料
※ TYPの活動、作品に関するお問合せはinfo@typcollective.com までお願いします。
Opening Party
2012年3月2日(金) 19:00‒ 22:00 / 参加無料 / ウェルカムドリンク付
SUNDAY ISSUE [ MAP ]
150‒0002 東京都渋谷区渋谷1-17-1 美竹野村ビル2F
渋谷駅 宮益坂出口より 徒歩5分 / 東京メトロ13 番出口より 徒歩0分
http://www.sunday-issue.com
その他の詳細は以下で。
http://typcollective.com/
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先週土曜日、人生で二度目の落語の高座。
場所は草月ホール (東京都)、
出演は桂雀々、三遊亭歌之介、三遊亭白鳥、林家彦いち。
今回は新作落語でテーマは「少年時代」。
その面白さは江戸時代から培われた語りと、
身振りのみで物語を進めてゆくところ。
テレビもなかった時代、
こういう文化で大衆は楽しみ、自然と想像力を養っていたのだろう。
きっと現代人より想像力が豊であったし、
それが所謂”江戸しぐさ”などと言われる、
思いやりに繋がっていたのではないかと、思えてならない。
また、語彙が少なくなってきた現代の日本人には、
その日本語表現の引き出しの多さを知り、
今一度、自分が普段使っている母国語、
日本語について考えてみるのはどうだろう。
まだ落語を観たことがない人は是非、
単純に笑えて楽しいので、足を運んでみて欲しい。
buna
year:2012 work by Miho Kajioka
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場所は東京は下北沢、以前住んでいた街ではあるけれど、
少し遠くて、あまり行く機会がない。
それでもいまだにあの街のクリエイティブな空気が好きだ。
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Miho Kajiokaさんの展示会のオープニングパーティーへ
たくさんの人で込み合っている展示会会場へ。
作品から心地よい柔らかい空気を感じた。
それはバランスの良さが生み出したものだったかもしれない。
主張も強過ぎず、弱過ぎず。色合いも濃過ぎず、薄過ぎず。
全てにおいて良い塩梅なのだ。きっと“見せる”ことに長けているのだろう。
写真家ということもあり、プリントの知識、経験がある方のようで、
ただプリントしただけではなく、プリントした後に何かしらの工夫がしてある。
この工夫がまた良い表情を出していて、優しくて心地よい雰囲気を放っている。
また、そういう工夫がいくつかされていても、
苦労に苦労を重ねて制作したような重い雰囲気もなく、
だからと言って、チープ&キッチェとはほど遠く、そして媚びることもない。
流行に流されない凛としたたずみは、品格と自信と余裕すら感じた。
被写体との距離感や構図には孤独のようなものが漂うけれど、
その孤独も受け止めれていて、心地よくも感じているようにも思える。
近々スペインに渡るということで、その心境が反映されているのかもしれない。
できれば部屋に飾りたいけれど、少し今は手が届かないのが残念だ。
その日の夜は頭が興奮していたようで、なかなか寝付けなかった。
buna
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「存在するものはすべて燃えるように苦悩している」
と言ったと伝えられているのは、画家フランツ・マルク。
Sunny Day Real Estateは、
深化するための苦悩、
そこに寄り添ってくれる音楽を奏でる。
自分の中ではベスト10に入るバンドの一つ。
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Sunny Day Real Estate
92年に結成されたSunny Day Real Estate、
94年にアメリカはシアトルの老舗レーベル SUB POPからデビューした。
予想以上の人気にヴォーカルのジェレミーが混乱し、
キリスト教の信仰を強くしたことが原因で、一度解散に至ったと言われている。
現在は再結成している。
buna
Illustration: Minami Suzuki
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先月28日、大学時代の友人、鈴木美波が出展している3人展最終日に顔を出した。
久々に会ったその友人は、相変わらずつっこみどころ満載でとても楽しく、
そして和む時間を過ごさせてくれた。
作品はその人の人間性が出るもので(出ない場合もある)、
その友人の新作をみていると、彼女本人と過ごすような時間を過ごせた。
本人も認めていたように、以前は作品や本人からも、
息苦しくなるほどに行き詰まっていることが伝わっていた。
なので、密かに心配をしていた。
しかし、今は自分の進むべき方向性を見つけて、
着実に前へ進んでいることが伝わってきて、
安心したし、清々しかった。
30代も半ばになると、モノ作り仲間が制作を止めてしまう中、
お互い、今でも切磋琢磨していることが、また嬉しい。
いつか一緒に仕事もしてみたいものだ。
buna
鈴木美波のサイト
http://www.biba-minami.com/
year:2008 ashworth,UK
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元教師の父からFacebookのフレンドリクエストが来て驚いたのが数週間前。
卒業生に薦められて始めたのは良いけれど、父親が友達になるという慣れない体験です。
流れで告知をすると Facebookにbunaのグループがあるので、
興味ある方は「いいね!」をしてもらえればと。
http://www.facebook.com/bunanub
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take in the sun
暦では立春が過ぎた。しかし厳しい寒さが続く。
まだまだ草木たちも抜け殻のようになりながらも、
じっと耐えて春を待つ。
だから今日は朝から雨が降ってはいるけれど、
寒さが和らいでほっとしている。
自分のアトリエは陽当たりが良く、
太陽が出ている日はストーブがいらない。
なので、作業の合間や休憩に日向ぼっこをすることがある。
陽のあたたかさと良い音楽に優しく包まれた幸せに、心の底から救われる。
そういう安心感を、今は無意識下で求めていたことを知る。
春は必ず来るのだから。と勇気をかき集める。
buna