QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

Archive for 2012.9

やっと少し慣れてきたようで

Untitled


少しずつ絵を描くようになった。数日前にここに書いたように、
何か“新鮮な挑戦”が今の自分には必要だったようだ。
例えば、墨絵の技術とパース(遠近法)などの技術だったり理論を学んだり。
一部の本物の天才でも無ければ、感覚だけで描いてばかりでは先には進めず、
同じところをグルグルと廻るだけだ。
そう、自分が天才ではないことをそ薄々認めてきている(苦笑)
そもそもそんなことはどうでも良いことなんだ。


先週の金曜のJicooでのDJは、今年一番というくらいに楽しく、そして集中できた。
DJをはじめて6年目、やっと少し慣れてきたようで、
自分がやりたいスタイルがかなり見えてきた。
それが人の心を掴むかどうかまでは、まだ考えられないけど、
Jicooという空間を演出するという点では、少しは力になれているようでとても嬉しい。

明日はTrench Warfare7.3のフライヤーに取りかかる。
テーマは” I against I “。

buna

Dj mix “Ride on the waves like a seagull”

Ride on the waves like a seagull by Buna on Mixcloud



最近はDJをやっているときが一番クリエイティブになれる。
挑戦している感覚が楽しいし、腕を上げればそれを披露する場もあるということが大きい。
絵も今まで試してない素材で描くなどの“切り替え”が必要ということかな。

今回アップしたのは先月のJicooでのDJ setの前半部分。
随分前にmixcloudにアップしてたのを、すっかりここで紹介し忘れていた。
そもそも紹介するほどのものではないけれど。
JicooでのDJは景色と船の雰囲気を重視しているので、
あまり自分の世界に入り込まないようにバランスを取る必要がある。
DJを語るのはやっぱりまだ早い気もするので、このへんで。

さて、今週金曜日にもJicooでDJをさせて頂きます。詳細は以下。
是非遊びに来てください!

時間 20:00-23:00
料金 2500円
出港時刻 日の出桟橋発着所 20:00 21:00 22:00  お台場海浜公園発着所 20:30 21:30 22:30

http://www.jicoofloatingbar.com/news/2012

何故か描き始める

Okutama,Tokyo


いつものことだけれど、どうやら常に絵を描いている印象があるようで。
「この数ヶ月間、絵を描いてない」と言うと驚かれる。
確かに常に描いている時期もあったけれど、今は違う。

911後に3年間絵を描けなくなったときもそうだったように、
こういう状況が長く続くと、もう描かなくなるのではと思えてくる。
ある一定の年齢になった絵描きが、枯れたように絵を描かなくなることはよくある。
自分には無縁だと思っていたそれが自分にも起きているのだろうか。
どこかで、それでも良いと思っている。
もともと楽しくて絵を描いていたタイプでもない。

でもまた描き始める。何故か描き始めることになる。

buna

沸々と

Okutama,Tokyo


ブログの更新が滞って謝る人をみかけるけれど、
あれは自分のブログを楽しみにしてくれている人に対してでしょうかね。
だとしたら、見習わないといけません。

ブログの更新が遅れてすみません。

やっぱり変な感じがします。



ここ何週間か、ここは自分の居場所じゃない。
これは自分が求めているものじゃない。
そういう思いが強く、更に苛ついて不平不満を口にすることが多くなった。
いつまでもこんな自分じゃいけないから、ここが自分の居場所だと思えるような
環境に飛び込むか、つくるかするしかない。
そう沸々と思い始めている。

buna

911

911


この絵は911後にマンチェスターで描いたもの。
この後、3年以上絵を描くのをやめてしまった。
と言うか描けなくなってしまった。
311後の今、あの時と同じ道を歩くことはなく、描き続けることと闘っている。
正確に言うと、描き始めようと闘っている。


311からまだ一年半しか経っていないというのに、あの記憶は色褪せてきてしまっている。
でも、例えば近くを大型の車が通るだけで、その地鳴りのような音で手に汗をかくこともある。
実際はまだ心は完全にはこの一年半では癒されていない。
そして内部被曝は進んでいる。まだ震災真っ最中だ。

そんな状況での911は、更に遠い昔の話だ。実際11年が経つのだから無理もない。
自分はあの日を中東系の多いマンチェスターで過ごしたので、
多少強度と匂いのある実体験としての記憶がある。
なのでその分、思い出すことは比較的簡単かもしれない。

911という数字が、あのツインタワーの崩壊だけをさすのであれば、
被害者はあのテロで亡くなった方々だ。
しかし、911というのは本当に根深い事件で、少し調べてみるだけで、
あれは途方も無く長い年月の間に積み重ねた、
人類の負の歴史の氷山の一角だということがわかる。
それは辿っていくと聖書がつくられた時代までさかのぼらなければならない。
比較的近年の話であれば、欧米の中東政策に問題があったとか。
詳しく知りたい人はノーム・チョムスキーの著書ででも調べて欲しい。
調べてもらえれば、あのツインタワーの崩落で亡くなった人だけが
犠牲者じゃないことがわかって頂けるだろう。

“911を忘れない”というフレーズをテレビで見かけるけれど、
忘れてはいけないのは、怒りは更なる怒りを生むから、
その怒りを鎮めて、この負の連鎖を止めなければいけないということだろう。

でなければ、いつだって犠牲になるのは市民だ。
それも国や企業の一部の人間が金儲けをしたいがために。
これは国内の311後の対応や、原発問題にも言えることだ。

相手が大き過ぎるし、手の届かないところで動いていることだから、
無力さに背中を向けてしまいたくなる。
でも、今こそ一人一人がこの課題向き合うときが来ているように思える。

関係が壊れてしまった相手と仲直りするには、まずは相手を許すことが必要だろう。
これはご存知の通り簡単なことではない。
相手を許すということが、自己を怒りから解放することを意味するならば、
そのためには怒りを鎮める方法や力を、できるだけかき集めて挑まなくてはならない。
それは音楽や芸術にも、そして一人一人の言葉と心にもある。

buna

何をすべきか

cafe


我ながら呆れるほどに自由に生きている。
以前のブログで、根無し草日記なんていうタイトルをつけていたことがあるけれど。
いつになったら大地に根を下ろすことができるんだろう。
そもそも、下ろすつもりがあるのかさえ疑わしい。

同年齢では子供が2、3人いてもおかしくないし、
会社でも管理職になっている人も少なくないだろう。

見ようによっては自分は“負け犬“にも見えるかもしれない。
でも、自分には誇りがある。この生き様に誇りを持っている。

今読んでいる『近代文明はなぜ限界なのか』という梅原猛さんと稲盛和夫さんの
対談本にこのようなことが書いてある。
“経済的な発展を望むのはここでやめて、これからは精神的発展を目指す時代だ”と。
今の自分のこの生き方と生活がなかったら、
この言葉に激しく共感し武者震いをすることもなかっただろう。

この本には勇気をもらえたし、これから自分が何をすべきか、また一つ見えた気がする。
課題はそれをどう表現して伝えていくかだ。

buna

best weekend

Untitled


先週末は今夏一番楽しんだ週末だった。
ざっくりと並べてみる。

地元の小生意気な後輩(友人)を誘って、車で都内へ。
夜19時半に原宿で開催された友人の個展のオープニングパーティーに顔を出し、
その後、ラーメンを食べて新宿まで移動して(昨日書いた)新宿アンチノックでのリリースパーティー。
そして三軒茶屋に移動して友人のフォトグラファーの家に突然ゲリラ的にお邪魔したのは22時半ちかく。
その後家に帰って寝られるかと思いきや、我が家にて朝方5時頃まで小生意気な友人(後輩)たちと
眠気と闘いながら楽しい飲み会。

翌日は昼前から渋谷にある友人のカフェを手伝って、
18時よりお気に入りの呑み友達二人が、寂しいことに英国に渡ってしまうということで送別会。
今まで降りた記憶もない天王洲アイルの海沿いのビアーガーデン(?)、T.Y.HARBOR
色んな意味で柄でもない場所だったけれど異国にいるようで、雰囲気も良くて久々におおはしゃぎをしてしまった。
相性の良いメンバーが揃ったときの、あの一体感のある爆発的な会話のグルーブというか、
笑顔と言葉の渦は最高な時空だ。
帰りに大雨に降られてびしょ濡れになってもなんてことはなかったし、
大笑いしたせいで家に帰る頃にはすっかり腹筋が筋肉痛になっていた。

一ヶ月に二回くらいこのくらいの週末があっても良いのにな。
さて、今週は渋谷の友人のカフェを手伝う予定しかまだない。

buna

三日月

Untitled
三日月の詩 “八月少女”


高校の頃からステージの上のミュージシャンに憧れていた。
学生の時分、何度かバンドを結成しては練習を2、3回やっただけで解散してしまっていた。
ほとんど楽器を弾けなかったのだから無理もない。
だから、友人がステージでギターを弾いている姿をいつも誇らしげに、そして羨ましげに見ていた。


Untitled


先日、新宿アンチノックで開催された、インディーズバンドのライヴに顔を出した。
それは自分がジャケを担当させてもらっている、三日月の詩というバンドの2ndシングルが発売を記念したイベントだった。彼らのライヴを観るのは二度目。前回も書いたけれどとにかく熱いのだ。
「熱いのは最近の若者にはウケないよ」と言う人がいたけれど、
彼らのように熱く活動をしている若者と、それに共感している人たちがいることが嬉しかった。

時として、人は狭い視野で自分が世代の代弁者かのように断言してしまうから、
あまり真に受けない方が良いのかもしれない。

今後、彼らがどのように成長していくか楽しみだし、
裏方として微力ながら自分にできることをさせてもらおうと思っている。

buna

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