QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

Archive for 2016.5

CONFLICT - 葛藤 –

bunaさん(@bunaism)が投稿した写真




なんとかLAの展示会用の作品は完成しました。
今回は、その展示会用に出版されるアートブック用の締め切りでした。
中間色が多かったので、うまく印刷されることを祈ります。
サイケデリックな色合いにしたつもりが、
うっかりミスをしてしまい、色合いが浮世絵風になってます。
それはそれで気に入っているので、アリとしました。


CONFLICT – 葛藤 –

40過ぎても売れない芸人を見て、“諦めればいいのに”
と思うことがありますが、“お前はどうなんだ?”と。
“いやいや、まだまだいける”
そんな葛藤を繰り返すことがあります。

芸術だったり、芸能はこれの繰り返しなのでしょうね。
タフさ、もしくは鈍感さがある程度必要なのかもしれません。

そもそも、僕に限っては作品をちゃんと発表していないので、
諦めるも何もないです。まだまだこれからです。

buna

いよいよ大詰め

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海外で頑張っている日本人のサッカー選手が増えてきています。
彼ら、彼女の姿を見ると、ウダウダしてちゃいけない。
そういつも思わせてくれます。

展示会の準備中

LAで開催される展示会に向けての制作も。いよいよ大詰めです。
自分を必要以上に追い詰めがちですが、
今は制作以外にやらないといけないことが多々あり、
正直、もうちょっと集中したいくらいです。

展示会には、実際に顔を出せないので、
自分の作品がどのように受け止められるか。
それを肌で感じられないのは、少し残念です。

先日ある友人が、
「40歳になるまで、大きな変化がなかったのだから、これからもないぞ」
と絶望的な言葉を口にしました。

それでも、僕は人生を変え続けるつもりで、
虚無感に負けず、生きていかなければ。
そう自分に言い聞かせる毎日です。

buna

        

痛みと強度

Future Cities: Utopia/ Dystopia

#futurecities #utopia #dystopia #printmaking #watercolour #Chineseink #cityscapes

Damion McClung-Oakesさん(@damionmcclungoakes)が投稿した写真 –




最近凄く驚いたのは、マンチェスターの友人がINSTAGRAMを始めたことだ。
超がつくほどアナログな人で、数年前まで仕事場以外で滅多にネットを使わなかった。

今まで、奥さんと二人で制作して彼は、一人で制作をしている。
ここ数年は奥さんが制作意欲を失ってしまったのだ。
制作意欲を失うことはよくあることで、僕は楽観的に受け止めている。
ただ、彼は二人で制作する時間を無くしたことに、
僕には想像できない喪失感を抱えているようだった。

人の悲しみの深さは、想像しようと思っても。他人には想像できない時が多々ある。
特に彼らが一緒に暮らしていた猫の死も重なっていて、
ペット(メダカ以外)を飼ったことがない僕には、その悲しみを想像するのはさらに難しい。

ただ、最近の彼の作品を観ると、その悲しみの深さと強度が迫ってくるようで、
それが作品の強さにもなっている。
皮肉なもので、こういう痛みが作品に強度を与えることはよくある。
ただ、勘違いして欲しくないのは、強度を与えるのは強い感動であり、
痛みや悲しみというのは、その感動の一つでしかないということ。
そこを勘違いして、痛みを自ら求めて自滅しないで欲しい。

その友人が心配だけれど。
アーティストとして生きるということは、
もちろん全員ではないけど、
痛みに耐えながらも、自分と向き合い、
ギリギリのラインでバランスを保つ、
そんなマインドゲームに勝たなければならない。

そして、彼のこのシリーズ、僕の作品の影響もあるらしく、
これを見て、さらに僕が影響を受ける。
かもしれない。

buna

40

bunaさん(@bunaism)が投稿した写真




10日でとうとう40歳になりました。
メールやメッセージをたくさん頂き、
なかなか返事が書けなくてすみません。

実際、なってしまえばなんてことはないです。
むしろ30代を忘れて新たに生きよう。
そんな新鮮な気持ちにもなれています。

僕にとって、30年代前半は自分のやりたいことに挑戦した5年で。
後半は震災以降の不安と混沌の中で過ごし、
これからの自分の生き方を見直す5年でした。

これからの5年、10年で、
もう少し光の当たるところで生きられるよう、
勇気をかき集めて挑む覚悟をしています。

buna

【映画】『64(ロクヨン)』




久々に試写会に行ってきました。
『64(ロクヨン)』という警察、事件モノです。
昭和64年と言うと、ちょうど僕が小学校を卒業した頃でした。
すっかり忘れてましたが、一週間しかなかったらしいです。

その短い期間に起きた誘拐殺人事件が題材でした。
出演者が豪華で、主役を張れるような人たちばかり。
演技力も高い人が多いので、
見た目だけで人気があるような人は、浮いてしまいます。
また、昭和的ではない演技をしている人もですね。

この昭和的というのは、どういうことかというと、
全身全霊で演技をするというような、
悪く言えば、暑苦しさなのかもしれません。
時代遅れと言われている、この暑苦しさ。
この映画ではたっぷりと味わえます。
(僕もこの時代遅れのタイプの人間です)

日本映画特有の、もしくは日本社会特有の閉塞感、
それが息苦しく、しんどくさせ、現実逃避はさせてくれません。
逆にこれが面白さであり、
これを打開するヒントが散りばめられていたりします。

後編を観るのが楽しみです。
詳しくは以下で!

http://64-movie.jp/

buna

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