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なんとかLAの展示会用の作品は完成しました。
今回は、その展示会用に出版されるアートブック用の締め切りでした。
中間色が多かったので、うまく印刷されることを祈ります。
サイケデリックな色合いにしたつもりが、
うっかりミスをしてしまい、色合いが浮世絵風になってます。
それはそれで気に入っているので、アリとしました。
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CONFLICT – 葛藤 –
40過ぎても売れない芸人を見て、“諦めればいいのに”
と思うことがありますが、“お前はどうなんだ?”と。
“いやいや、まだまだいける”
そんな葛藤を繰り返すことがあります。
芸術だったり、芸能はこれの繰り返しなのでしょうね。
タフさ、もしくは鈍感さがある程度必要なのかもしれません。
そもそも、僕に限っては作品をちゃんと発表していないので、
諦めるも何もないです。まだまだこれからです。
buna
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海外で頑張っている日本人のサッカー選手が増えてきています。
彼ら、彼女の姿を見ると、ウダウダしてちゃいけない。
そういつも思わせてくれます。
展示会の準備中
LAで開催される展示会に向けての制作も。いよいよ大詰めです。
自分を必要以上に追い詰めがちですが、
今は制作以外にやらないといけないことが多々あり、
正直、もうちょっと集中したいくらいです。
展示会には、実際に顔を出せないので、
自分の作品がどのように受け止められるか。
それを肌で感じられないのは、少し残念です。
先日ある友人が、
「40歳になるまで、大きな変化がなかったのだから、これからもないぞ」
と絶望的な言葉を口にしました。
それでも、僕は人生を変え続けるつもりで、
虚無感に負けず、生きていかなければ。
そう自分に言い聞かせる毎日です。
buna
Future Cities: Utopia/ Dystopia
#futurecities #utopia #dystopia #printmaking #watercolour #Chineseink #cityscapes
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最近凄く驚いたのは、マンチェスターの友人がINSTAGRAMを始めたことだ。
超がつくほどアナログな人で、数年前まで仕事場以外で滅多にネットを使わなかった。
今まで、奥さんと二人で制作して彼は、一人で制作をしている。
ここ数年は奥さんが制作意欲を失ってしまったのだ。
制作意欲を失うことはよくあることで、僕は楽観的に受け止めている。
ただ、彼は二人で制作する時間を無くしたことに、
僕には想像できない喪失感を抱えているようだった。
人の悲しみの深さは、想像しようと思っても。他人には想像できない時が多々ある。
特に彼らが一緒に暮らしていた猫の死も重なっていて、
ペット(メダカ以外)を飼ったことがない僕には、その悲しみを想像するのはさらに難しい。
ただ、最近の彼の作品を観ると、その悲しみの深さと強度が迫ってくるようで、
それが作品の強さにもなっている。
皮肉なもので、こういう痛みが作品に強度を与えることはよくある。
ただ、勘違いして欲しくないのは、強度を与えるのは強い感動であり、
痛みや悲しみというのは、その感動の一つでしかないということ。
そこを勘違いして、痛みを自ら求めて自滅しないで欲しい。
その友人が心配だけれど。
アーティストとして生きるということは、
もちろん全員ではないけど、
痛みに耐えながらも、自分と向き合い、
ギリギリのラインでバランスを保つ、
そんなマインドゲームに勝たなければならない。
そして、彼のこのシリーズ、僕の作品の影響もあるらしく、
これを見て、さらに僕が影響を受ける。
かもしれない。
buna
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10日でとうとう40歳になりました。
メールやメッセージをたくさん頂き、
なかなか返事が書けなくてすみません。
実際、なってしまえばなんてことはないです。
むしろ30代を忘れて新たに生きよう。
そんな新鮮な気持ちにもなれています。
僕にとって、30年代前半は自分のやりたいことに挑戦した5年で。
後半は震災以降の不安と混沌の中で過ごし、
これからの自分の生き方を見直す5年でした。
これからの5年、10年で、
もう少し光の当たるところで生きられるよう、
勇気をかき集めて挑む覚悟をしています。
buna
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久々に試写会に行ってきました。
『64(ロクヨン)』という警察、事件モノです。
昭和64年と言うと、ちょうど僕が小学校を卒業した頃でした。
すっかり忘れてましたが、一週間しかなかったらしいです。
その短い期間に起きた誘拐殺人事件が題材でした。
出演者が豪華で、主役を張れるような人たちばかり。
演技力も高い人が多いので、
見た目だけで人気があるような人は、浮いてしまいます。
また、昭和的ではない演技をしている人もですね。
この昭和的というのは、どういうことかというと、
全身全霊で演技をするというような、
悪く言えば、暑苦しさなのかもしれません。
時代遅れと言われている、この暑苦しさ。
この映画ではたっぷりと味わえます。
(僕もこの時代遅れのタイプの人間です)
日本映画特有の、もしくは日本社会特有の閉塞感、
それが息苦しく、しんどくさせ、現実逃避はさせてくれません。
逆にこれが面白さであり、
これを打開するヒントが散りばめられていたりします。
後編を観るのが楽しみです。
詳しくは以下で!
http://64-movie.jp/
buna