QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

POP ART -アメリカン・ポップ・アート展-

Pop art


先日、10月21日まで国立新美術館(東京・六本木)にて開催されている
アメリカン・ポップ・アート展」を観にいった。
特にポップアートに興味があったわけではないのだけれど、
来日していた友人夫妻が好きだったこともあり足を運ぶ流れになった。
それ以外にも今回の展示会がプライベートなコレクションだったので、
滅多に観れるものではなかったのと、人物画(特に顔)にその頃少し関心があったのと、
ウォーホルの色の使い方を間近で観たかったこともある。

その友人の一人は英国でキュレーターをやっていることもあり、展示の仕方に不満を述べていた。
自分にはわからないけど、プロの視点でみると思うところがあったようだ。
そのような見方をしたことがなかったので新鮮だった。

ウォーホルの色使いは原色を主に使っているのに、ギリギリのところで品格がある。
そして彼の描く線はやわらかく、可愛らしさもある。これは彼の人間性が成せる技だろう。
あの手の表現は今日ではPhotoshopなどでそれっぽいものができてしまう。
でも、あの時代ではシルクスクリーンで手間ひまかけて作り上げられたわけで、
そこに熱量というか、思い、情熱みたいなもので作品がコーティングされているかのようだった。
そう、ここでも利便性を追い求めることで、無くしたものに向き合わせられた。
ただ、デジタル加工を否定するのではなくて、
デジタルとアナログを殺さず融合させる方法を見つけることが
21世紀の芸術家に課せられたことの一つかもしれない。

彼の作品よりもインスピレーションをもらえたのは、ロバート・ラウシェンバーグの版画だ。
今まで彼の作品を観たことはあってもあまり印象に残っていなかったので、
今回彼の版画作品と出会えたのは嬉しかった。
彼の版画の作品の面白さは構図や質感、バランスだ。
そして彼の作品だけでなく、展示会全体として作品の完成度が高さは、
今の自分の課題の一つでもあったので良い刺激になった。
たまには展示会に行ってみるものだ。

最後に、あのような巨匠の作品をみても、自分にもできる。
そういう自信を持ち続けていられている自分に驚くと共に嬉しい。

buna

COMMENTS

  1. 私も六本木の国立新美術館にアメリカン・ポップ・アート展を見に行ってきましたので、展覧会を思いたしながらブログを読ませていただきました。
    自分は気が付かなかったことなど書かれていて、いろいろ考えながら作品を思い起こしました。
    アンディ・ウォーホルのキャンベル・スープ缶をたくさん並べた作品や、キミコ・パワーズ、マリリン・モンロー、毛沢東などのたくさんの顔を配色を変えてたくさん並べた作品などは斬新な印象を受けました。
    また、リキテンスタインの作、「爆発」などアニメの一場面を作品にしたインパクトがあって明るい楽しさがあり、ルノワールの絵画の前にマリリン・モンローがよこたわっている絵画など、お堅い印象の作品が並ぶ美術展とは違った雰囲気で楽しめました。
    私もアメリカン・ポップ・アート展についてそれぞれの画家についての感想と、他の現代絵画との印象の違いなどをまとめてみました。
    私のブログのご感想など、なんでも結構ですのでコメントなどをいただけるとうれしいです。

    dezire : 2013.10.7 at 13:57
  2. コメントありがとうございます。さっそくブログを興味深く読ませて頂きました。
    「情報化された物質社会の対立軸となる価値観、美意識、夢を追い求め続けていくことに芸術の魅力がある」
    まさにこれだと思います。また読ませて頂きます。今後とも宜しくお願い致します。

    buna : 2013.10.7 at 22:42

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