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どこも人で込み合っているので、出かけないのがいつもの自分のGWの過ごし方です。
そんな自分ですが、今年は鎌倉と江ノ島へ。コースを考えればいつもの静かな鎌倉を
楽しめることがわかり、GWに行くところがなければ鎌倉も悪くないです。
気がついてみれば4、5年前にもGWに鎌倉に行ったのですが、
そのときも人混みを気にした記憶はありません。
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強度のある時間を
熱く語ることや、“重い話”が避けられがちだと、
それは10代の頃から薄々感じてたことでした。
最近読んだ『日本の難点』宮台真司著によると、
社会学的にもそういう時代の風潮が語れており、
本気で人に話し、本気でその話しを聞く機会が減ったということです。
これは社会の変化や日常のスピードや忙しさも関係していて、
人とそこまで濃密な時間を過ごせないし、過ごす心の余裕もないのだと思います。
なので、気が重くなったり疲れる背を向けたくなる会話よりも、
浅く広く、氷面をすべるように浅い会話を求めて次々と乗り換える。
流行のフレーズや服装をみにつけて、SNSで繋がって“仲間”、“みんな一緒”と感じて、
強度のない会話をするスキルだけが磨かれ、
なんとなく楽しい時間を過ごす。
そんな人が増えたてきたのかもしれません。
本気で人の話を聞かなくなるということは、
自分の話も本気で聞いてもらえないという悪循環になります。
これは家族や地域でもそうで、人間関係の軽薄化に拍車をかけ、
コミュニティがバラバラに断絶、
または乾いた空気の流れる距離ができるのではないでしょうか。
実際、誰かに相談することができたらば、こんなことにはならなかっただろう、
そう感じる悲しい、淋しい事件が世の中にはたくさんあります。
でも、一方自分は軽い会話に対しての忍耐力がないので、
それはそれで問題です(苦笑)
buna