QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

Archive for 2012.11

17歳の憂鬱

i was 17years old.


部屋を片付けていたら17歳の頃に描いた絵を発見して、
その痛々しさにこの作品を公にして良いものかと迷いましたが、
これが自分のある意味原点なので、紹介させて頂きます。

今振り返ると、10代というのはなんて不安定な時期だったのかと。
あの時期をよく乗り越えて今に至ったものだと。自分を褒めてあげたくなります。
そして、あの頃自分を助け、支えてくれていた友人たちへの感謝の気持ち、
忘れちゃいけないですね。

buna

一番の寒さ

Untitled


この秋一番の寒さらしいですね。
こうなると灯油ストーブが無ければ生活ができません。
ふっと去年の今頃は何をしていたんだろう。とブログを見てみると、
311後の不安定さがところどころに見てとれます。
あの頃に比べたら自分はだいぶ落ち着きましたが、
福島などの大きな被害を受けた方々の心の中を思うと、
言葉では言い表せられない重い無力感があります。


テレビでは新党結成、解党のニュースが流れています。
選挙の度についたり離れたりするなど、信用ならないとコメンテーターが言ってましたが、
先日亡くなられた政治評論家の三宅久之氏の言葉がそんな意見に疑問を持たせます。
もちろんバランスを保つために保守派は必要ですが、時代は以前よりも早く動き変化しているので、
極端なことを言えば、選挙の度に政党を解党して同じ信念を持った人たちが
あらたなに結束して政党をつくるというのは、健康的であり、建設的だと思うのです。
でないと、“政党を存続していくために”などと言っておかしくなるのかもしれません。

誤解の無いように書いておくと、基本的に自分は無党派層に入ると思います。
特にこの党一辺倒ということはありません。

buna

Untitled


昨日の雨と寒さとはうってかわって今日の空は晴天。
散歩日和ではありますが、細々な作業を家の中でやらなければなりません。

311で日本人は何を学んだのだろう。そんな風に思えてなりません。
マスメディアや一部の大手企業の意思でどんどんと色あせていってしまっているようで、
危機感が強まります。今回の選挙はその311で学んだことを反映させなければならないと思うのです。

なので昨日、滋賀県の嘉田(かだ)由紀子知事が脱原発を掲げた新党の結成というニュースは、
雲の間から太陽が顔を出したような、一つの強い光でした。
以前からこの知事の言動の品の良さ、歯切れ良さには良い印象を持っていたので、
第一候補として慎重に見守っていきたいと思います。

buna

オープニングパーティー

at the exhibition


街宣車に静かな朝を切り裂かれ、選挙活動が始まったことを知りました。
今のところ自民と民主には投票しないことだけははっきりしています。


原宿COMMONで開催されているREDonePRESS Group Exhibition “one”の
オープニングパーティーに行って来ました。毎回大勢の人で込み合うこの展示会ですが、
今回もたくさんの人で賑わっていました。値段が安過ぎると何人かの人に言われましたが、
絵のある空間をそれぞれの家で体験して欲しい。
という理由であの値段になっています。

展示会のサイト:http://red1press.com/?p=12767

無事に作品が展示されて一息つけたので、また残りの2012年、悔いが残らないように精進します。

buna

R0013684.JPG
Barcelona 2008


毎日のように掃除をしているというのに、なかなか片付きません。
もともと5人家族で暮らしていた家なので物が多く、両親や兄弟の趣向が残っているので、
まとまりもありません。いや、それはきっと言い訳で、自分にはインテリアのセンスが
あまり無いんだと思います。

“センスの無さ”というのはどういうことかと考えると、
知識や経験不足から来ていることが多いのかもしれません。
まず自分がどんな部屋にしたいかというヴィジョンがないというのが大きいでしょうね。

全くないというわけではないですが、例えば今すぐに思い出すのが東京の町田市にある、
旧白州邸(白州次郎、正子が住んでいた)武相荘
センスの良さがこれでもかと伝わって来ますが、財力が違いますからあまり直接的には参考になりません。
ただ、できるだけ自分が愛着を持てるものを身の回りに置く。という点では参考になっています。

R0013887.JPG
Barcelona 2008

もう一つは4年前にお世話になったバルセロナの友人宅。
友達が集まったときに会話がしやすい距離感、そしてこの明るい壁の色たち。
レコードやターンテーブルから伺える音楽への愛。
そう、キーワードは“愛もって接することができるものを周囲に置く”ということかもしれません。

おっと少し気が遠くなりましたが、徐々に居心地の良い空間にできたらと思います。
震災後、いつここを出なければいけなくなるかわからない。そういう思いが重くのしかかっていたので、
雑にあつかっていたように思います。

buna

拘りについて

upload


この国はどうなってしまうのでしょうね。
国民の声に耳を傾けていないとしか思えない政治家ばかりです。
民主主義が機能していないことは、ちょっと考えればわかりますね。
どの政党に投票するか、今回は本当に難しいです。


  • 拘りについて
  • この約一週間、会った人との会話の内容に共通していることがあります。
    それは“拘り(こだわり)”についてです。拘りを持つことは良いこととされていますが、
    実際はそれを持つことで可能性を低くしてしまって、行き詰まっている人が少なくないようです。
    もちろん、自分にもそういう点があると思います。

    例えば、極端な例ですが、法律を絶対守る。という拘りをもっている人が、
    信号無視をしたら人を救えるという状況で、法律を守っていたら
    救える命も救えない。そんなこともあります。
    時と場合によって、柔軟に拘りを捨てて、対応できるようになりたいです。

    そして、行き詰まりを感じたら、
    その拘りが誰かのためになっているか。どうか。
    ただの自己満足、甘え。逃避ではないか? という観点を持つことが、
    そこから抜け出す上で大事なようです。

    buna

    キャンバスの前では

    line


    久々にキャンバスに絵を描いています。
    数年前に買ったものがたまたまいくつか余っていたもので。

    何十年、何百年も前の画家たちは、
    筆から伝わってくるその独特の感触を感じながら何を思っていたんでしょうかね。
    自分はその感触を介して、彼らと繋がったような気がします。

    キャンバスの前ではゴッホだろうが、ピカソのおっちゃんだろうが、
    同じ土俵に上がっています。そんな当たり前のことを再確認して、
    少し焦ってしまいました。

    buna

    REDonePRESS Group Exhibition “one”

    8181304902_3d3b6af5d2_z


    このブログは数日、また数週間経ってから編集し直すことはよくあります。
    編集者として働いていたこともあり、ちゃんと書けていないととても気になるのです。
    でも、最終的には良いのか悪いのかわからない!と言って放り投げてしまうんですがね。


    REDonePRESS Group Exhibition “one”
    展示会のサイト:http://red1press.com/?p=12767

    さて、今年国内で初でもあり、最後の展示です。11月23日(金)より原宿COMMONにて開催される、
    注目の日本人若手アーティスト約60名のグループエキシビションに出展します。
    凄くシンプルな作品なので、見過ごされてしまうかもしれませんが、
    今の自分とリンクしているのはあの作品だったので仕方ないです。

    参加アーティスト:
     BAKIBAKI / buna / CHO-CHAN / DISKAH a.k.a. DEE / Dragon76 / ESOW /
     FANTASISTA UTAMARO / FATE / Gravityfree / Hiroki Muraoka / Hiro Kurata /
     Hi-dutch / imaone / Joji Shimamoto / JONJON GREEN / Jun Inoue / JUN KANEKO /
     Kansuke Akaike / Ken Goto / Kngee / Koichiro Takagi / MAKO / Mao Simmons /
     MHAK / Michinori Maru / Miyuki Pai Hirai / Mon / Naomi KAZAMA /
     Niky Roehreke / Nobuo Iseki / NOVOL / POPY OIL / QUESTA a.k.a. Que Houxo /
     Rei / Ryo Matsuoka / SAL / Tadahiro Gunji / shizentomotel / SHOHEI /
     SHOHEI TAKASAKI / Shun Kawakami / Shuntaro Takeuchi / SYUNOVEN / SUIKO /
     Tadaomi Shibuya / T9G / TENGA / TiFdyL / WASHIO TOMOYUKI / TOSHIKAZU NOZAKA /
     TWOONE / UNO / USUGROW / YO ONISHI / yoshi47 / Yusuke Hanai

    会場:COMMON
       東京都渋谷区神宮前5-11-1 2F
       03-6427-5834
    会期:2012年11月23日(金)〜11月28日(水)
       12:00 – 19:00
       ※入場無料

    オープニングレセプション:
     2012年11月22日(木) 19:00 – 22:00
     ※INVITATION ONLY

     Guest DJ:OLIVE OIL (OILWORKS)
     Special Live:田我流 (stillichimiya)
     DJ:LZA

    主催:REDonePRESS (red1press.com)
    協賛:サンタフェ ナチュラルタバコ ジャパン株式会社
    協力:モルソン・クアーズ・ジャパン株式会社

    創造的であるということ




    ベッドから起き上がり、カーテンを開けて太陽の光が部屋に差し込む瞬間。
    そして朝のコーヒーの香に一日の始まりを感じる。
    また、小さなシアワセを感じる瞬間でもある。


    最近、90年代のドラムンベースが聴きたくて調べている。
    たまたま昨日発見したこのロンドンの映像に感動して、
    昨日だけで3回も観てしまった。

    英国、特にロンドンではこういうことが日常的にある印象だ。
    地下鉄の通路、街角、スーパーの前、電車やバスの中。
    興味がない人はただただそこを通り過ぎ、そのパフォーマンスに惹かれた人は立ち止まり、
    最初は様子を見てそのパフォーマーが立ち止まるに値するものだと認めば、
    そこで暖かく一緒に楽しむ。性別も年齢も人種も関係ない。
    これこそが自分の英国の好きなところの一つだ。

    あまり時間のない人は2:25あたりだけでも観て欲しい。
    観ている人を飽きさせない構成も感心してしまう。
    また、創造的であるということを考えさせられて、良い刺激になった。

    buna

    screaming at the wall

    Ordinary one


    先日、かなり疎遠になっていた友人が「恐怖は人を不自由にする」と言っていた。
    自分を不自由にしている恐怖とは何だろう。


    数ヶ月振りに絵を描き始めたのだから、そううまくいくわけがない。
    悔しくて、自分に酷く腹が立つ。

    また、うまくいったかと思えば、
    “あんたいつか見た顔だね”と行き止まりで老婆に話かけられるようなことになる。
    まさかここに一生留まれということなのか?
    そんな不安とアトリエの中をうろつきながら考えはじめたりもする。

    それでも翌日にはまた筆を持ちひとり闘う。
    その不安を拭うには、今の状況と向かい合い乗り越えていくしかない。
    どうやらやっとそれを身体が覚えたようだ。
    これもあの“冷たき夢をむさぼる空白期間”の結果だ。

    buna

    Eleven8 “Changing Colours EP”

    eleven8


    すぐ体調を崩すので、これは何かのウイルスかカビ、ハウスダストのせいではないかと。
    疑いはじめて、今空気清浄機の購入を考えている。


    このブログではお馴染みのThe Crescentというロンドンの新しいレーベル。
    来月10日にリリースされるこちらの12インチ、
    Eleven8″Changing Colour EP”のアートワークとデザインを担当させて頂いた。
    この作品は2009年に描いたものではあるけれど、レーベルの意向でこれを使うことになった。

    ※国内では一部のWebショップで購入可能のようです。

    buna

    みなかみ

    Untitled


    両親と兄の4人で群馬県はみなかみへ行って来た。

    時々自然の中を歩いて、自分を取り戻さないと。
    今回、何度山の側に住みたくなったことか。

    日本の紅葉は最高だ。

    buna

    Street Culture

    2858 collage test part1
    2858(2009)


    スプレーを使っただけでグラフィティアートと判断されてしまうのは、不本意です。
    ただ、人が判断することなので、こればかりはどうしようもないですね。

    ストリートカルチャーで、影響を認めているのはパンク・カルチャーです。
    あと直ぐに諦めましたが、恥ずかしながらスケーターになろうとしたことはあります。
    Beastie Boysが『Check your Head』(1992)をリリースした頃ですね。
    なので多少の影響は受けているとは思います。今でもスケーターショップで服を買うことがありますから。

    某有名アートディレクターの元で修行をさせて頂いていた頃、“ストリートからのし上がりたい”。
    そんな風に思ったことは、今では若気の至りと受け止めています。でも後悔はしていません。

    buna

    ある秋の日

    my desk 1


    夏の間は我家の一階で過ごすことが多かったのですが、秋になってからは二階を中心に過ごしています。
    ちょっと前に扇風機を片付けたばかりだというのに、もう灯油ストーブを引っぱり出してきました。
    スイスではもう雪が降り、オーストラリアは初夏。
    マンチェスターでは暗くて寒い雨の冬が始まっているそうです。
    同じ地球に住んでいても随分違いますね。

    こう寒くなってくると、毎年外出するのが億劫になり意識も内に向かっていきます。
    なので人に会うことにも消極的になるのですが、
    今年こそはそうはならないぞ。と。Joy Divisionを聴きながら考えています。

    明日で海外のレーベルからの依頼のレコードジャケが二つ完成させられそうです。
    その後は展示会の準備に入ります。

    文体変えたのですが、ちょっと慣れません。

    buna

    PAGE TOP