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再度になりますが、D-Fried with Vj Do Not Disturb Japan Tourは明日から始まります。
一つ一つに心を込めてやっているので、是非遊びに来て下さい。
6.1(Sat) “PROTOCOL” @ 落合 SOUP w/ BISK, Tessei Tojo, Sabi, buna
6.2(Sun) “TRENCH WARFARE x TOGO CURRY” @ 千葉 Tresure River Book Cafe w/宮内優里, Sokif, etc
6.4(Tue) “TRENCH WARFARE 8.01” @ 本八幡 Expose-One w/ Wataru Sakuraba, hisao, Bohemian Hipstar etc
6.7(Fri) “jicoo floating bar” w/ antennasia, NUE (OPUESTO), Auto, etc
6.8(Sat) “13complex vol.19” @ 中目黒 Solfa w/ aus, Tyme., Shelling, etc
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buna
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いい天気ですが、スペイン人の友人が乗った飛行機が4時間も到着時間が遅延しているので、
その前に迎える準備をしています。
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バルセロナというとサグラダファミリアで知られています。
よく暇になるとここまでジョルディ(D-Fried)の家から散歩したものです。
この尖塔をみながらの昼食とビールはなんと贅沢だったことか。
例えそれが観光客用の美味しいとは言えないものであっても。
一度、道に迷っていてそこがどこかもわからず、
なんとなく曲がった角でサグラダファミリアがそびえ立っていたときの迫力と、
救われた感覚は忘れません。もしこの世界にパワースポットなるものがあるとしたら、
ここは間違いなく、自分にとってのそれです。
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buna
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今まで行った街で、地下鉄があったのは、
ロンドン、グラスゴー、バルセロナ、チューリッヒ、マドリード、ニューヨーク。
国内だと東京エリア、大阪、京都、仙台くらいです。
東京エリアに住んでいると地下鉄があることが当たり前のように考えてしまいますが、
世界的にみても多くはないようです。
バルセロナのメトロ(地下鉄)は、1924年につくられたようで、
偶然にも東京の地下鉄も1925年なのが興味深いです。
ちなみに世界初の地下鉄は1854年のロンドンなので、
ロンドンがその当時最先端を行っていたことがわかります。
駅構内の標識などの公共デザインは、カラフルな印象です。
日本もこれは同じですが、路線によって色が違うのでわかりやすいです。
バリアフリーはあまり進んでおらず、観光客はスーツケースを持って
この階段を移動しないといけないので、大変でした。
車内はスリが多く、治安が悪いと思っていた方が良いようです。
実際同行していた友人がスリの一家に囲まれ狙われたこともありました。
世界には色々な理由で、盗みをするしか生計を立てられない、そんな人たちがいます。
もちろん容認しているということではなく、それが現実なので、
こちらは盗まれないように用心するしかないのです。
日本がどれほど治安が良い国なのか、海外にいると思い知らされることが多いです。
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buna
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8年振りにリリースされるBoards of Canadaの新譜。
世界のエレクトロニカのファンだけではなく、アーティストたちもが話題にし、楽しみにしています。
ここから彼らの存在や影響力の大きさを再確認できます。PVの質も成熟した表現で媚びてないので好きです。
ただ、国内のアーティストと海外のアーティストの反応をみていると、
後者はファンではあるけれど、どこか“お前らも凄いけど、俺もお前らに負けないモノをもっているよ”
という姿勢が見える気がするんです。それが前者は完全にその土俵に上がっていない。
そんな印象を持ってしまいます。海外アーティストが雲の上にいたのは90年代までじゃないですか。
きっと自分にも“どうせ理解してもらえないさ”という
「負け犬根性」みたいなものがあるので、そこに反応するのだと思います。
こんなときはロックを聴くに限ります。
buna
上の写真は、2008年1月に自分が個展を開催したギャラリーです。
長いコートを着ているのが友人のArbol、スペインでは有名なエレクトロニカ・アーティストです。
実は彼が2007年に来日した際、CMFLGでイベントをやり、
そのときのサポートメンバーが今回来日するD-Friedでした。
それを機会に仲良くなり、彼らのお膳立てでバルセロナでの個展を実現させることができました。
そして、個展のオープニング・パーティーのために、Wataru Sakuraba、sokif、
NUEなどでバルセロに行ったのです。このメンバーで今回のD-Friedの日本ツアーをサポートします。
あの時はArbolの家に5、6人、D-Friedの家に3人ほど滞在させてもらいました。
何人でも良いよ。という言葉を真に受けて、そんな人数になってしまったのです。
「Crazy」と言われたのを覚えています。凄くお世話になりました。
スペインでの朝食。焼いたパンにオリーブオイル、そしてトマトとニンニクをすりつけて食べてました。
buna
上:タパス中。D-Friedとその奥さん、そしてWataru Sakuraba 2008/JAN 下:友人宅の屋上テラス 2008/AUG
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今月末、バルセロナより友人が二人来日するので、
毎日少しスペインについて書いてみようと思います。
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Spain – memories 001-
初めてスペインに行ったのはマンチェスターのカレッジの課外授業でした。
残念ながらその時の写真は全てPowerbookと共に盗まれてしまいました。
バルセロナ空港から中心街に向かう途中の感想は、お世辞にも奇麗とは言えないものでした。
乾燥して誇りっぽい、やたらグラフィティが目立つ街並でしたから。
ただ、中心街へ行くと不思議にも初めて来たとは思えない、
そんな既視感のある街並で、またこの街にはまた来る。
いつか長期で滞在することになる。そういう予感がありました。
また来るだろうという、感覚はヨーロッパの多くの街で感じたことですが、
以前に来たことがある。そういう感覚はバルセロナだけでした。
そして、5年後の2008年1月、個展を開催するために再び自分はバルセロナの街にいました。
buna
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気がついたらもうD-FRIEDの来日、ツアー開始まで10日程しか残っていないことがわかり、
焦っております。6月1日は自分もDJとして参加するので、
その準備と3つのジャケを進めなければならないのです。
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“TRENCH WARFARE x 東郷カレー”
2013.JUN | 02 (Sun) | 千葉 Tresure River Book Cafe
OEPN:18:30 1500Yen(1Drink+1Curry)
LIVE:
D-fried with VJ Do Not Disturb
宮内優里
sokif(Revirth)
DJ:
Dj Miyamoto
Bohemian Hipster
VJ;
daahara(東郷カレー)
東郷カレーは20代前半の東郷君によるイベントで、
去年の積極的な活動はとても嬉しいものでした。
しかし、そんな東郷君は7月に日本を長期で離れるということで、
とても残念です。でも今後の彼の活動が楽しみでもあります。
今回は本八幡ではなく、千葉市でやるので、普段来られない方も是非遊びに来て下さい。
お会い出来るのを楽しみにしています。
buna
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現在、〆切はずれていますが、CDやレコードジャケットの仕事を4つやらせて頂いています。
そのうちの3つは英国で、いわゆるポスト・ダブステップ系のレーベルからです。
海外からの方が反応が良いと感じていましたが、ここ数年の国内関係のジャケはどれも
デジタル加工した作品なんですよね。そこに何かヒントがあるのかもしれません。
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会話
1対1にせよ、何人かでにせよ。会話は即興演奏のようなもので、
そこにいる人の知識や経験、哲学、感情、体調、話術、環境などなど。
色々な要素で変化するので面白いです。
一方で、その流れ(内容)について行けない場合は、
また別のところで新たな流れができていきます。
これで良いんだと思うんです。
むしろ、こういう合流と分流をしやすい環境をつくるのがパーティーや吞み会、
もっと言えば社会でも大切だと思います。
これを無理矢理一つにしようとすると、必ず付いていけない人が出て来て、
ストレスを感じたり、孤立してしまう人が出てきますからね。
また孤立した人が出て来たら、その人たちを救うような、
意識も必要なんだと思います。
なんてことを吞み会後に考えました。
いつからこんな真面目な人になったのでしょう。
buna
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昨日は江戸川の河川敷で開催された友人の櫻庭君が主催するイベント、
SAKURAGARDENの10周年記念パーティーに顔を出しました。
一昨日医者から出された薬で朦朧としながら、日光と陽気な音楽を浴び、
初夏らしい時間を過ごしました。今週はゆっくり休養しながら、
レコードジャケの制作をします。
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何かを吸収し、成長している時期
これまで、他の芸術家からの影響をどこか拒んでいたところがあります。
誰かの真似とか、後追いと言われるのが嫌だったからです。
でも、最近は積極的に影響を受けてみようと思うようになりました。
それで真似と言われるようなものしか作れなかったら、そこまでなんですよね。
ピカソがアフリカン・アートに影響され、フランシス・ベーコンがそのピカソに影響されたわけで、
でも、彼らを真似と言う人はいないですから。
また少し話がかわりますが、
例えば、昨日あるDJが人の感想や意見、流行に振り回されて、ブレてしまう。と言っていて。
その時は「ブレない芯を持たないと」と言ったのですが、
その後、ひとりそのことについて考えていると、言葉足らずだったことに気がつきました。
自分は、“ブレない”と評価されることが、比較的多いのですが、
本人としてはかなりブレて来たんです。今思えば、なんであんなことをしたんだろうとか。
後悔に近いものがあります。わかりやすいのが服装です。
10代の頃から色々なファッションをしてきました。
凄く粧し込んでいたこともあります。でもそんな経験があるからこそ、
自分に似合うものや、自分らしいものを見つけることができたんです。
なので、ブレる時期は何かを吸収し、成長している時期なのかもしれません。
一方では頑固になって吸収できず、成長が止まっている人もいますから。
なので、ブレているときはとことんブレてしまえば良いし、
影響されるときは、とことん影響されてしまえば良いんです。
大事なことは、時々自分らしい位置はどこだ?と状況を客観視して、
確認することかもしれません。
buna
Photo: at The Watari Museum of Contemporary Art ”JR” Exhibition 2013
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先日、東京にあるワタリウムにてJR展“世界はアートで変わっていく”を観てきました。
人の顔の存在の力強さ、メッセージ、情報の多さは興味深く、自分も人の顔を描いてみたくなりました。
この展示会は6月30日まで延期になったようなので、まだ行ってない人は是非。
巨大なポスターサイズの写真を無料で撮影と印刷をしてもらえます。
http://www.watarium.co.jp/
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誕生日を迎えて。
日本の水墨画の巨匠、雪舟について書かれた、『雪舟はどう語られてきたか』を読んでいます。
正直、この方の作品は8、9割方自分の好みではないのですが、
西洋の先輩ばかりからではなく、日本人の先輩からも学ぼう。そう思ったわけです。
昔の画家は、若い頃から恐ろしいほど質の高い絵を描いていると思い込んでいましたが、
どうやら雪舟の代表作は60歳を越えてからの方が多いようです。
実は5月10日で37歳になり、少し焦りを感じていた自分に、
まだまだ自分は若く、先は長い。コツコツとやろう。そう思わせてくれました。
良い週末を。
buna
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“楽しければいい”と言うけれど、楽しいって難しいですよね。
心の底から楽しむとなると更に難しいです。
苦労を避けて楽しみは手に入いらないか、
もしくはその後にそれ相当の報いを受ける。
そう信じています。
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そこに到達するステップを
何万人、もしくは何十万人と世界にはいるであろう、
絵描きやデザイナーの中で、どうしたら埋もれない存在になれるだろう。
そんなことを海外のクライアントからオファーが来ると、毎回考えます。
今の意識しているのは東洋的、日本的、
そして現代的であることを日常的に意識することでした。
それが自分が根ざしている、文化や空間であり時代であるわけで、
これこそが世界という舞台を意識したときに、埋もれるか埋もれないか。
という差になるいくつかの要素だと思います。
一方で世界で評価を受けている日本人の中には、
日本的だったり東洋的なものを押し出さないスタイルの方々もいます。
それは革新性という点で勝っていたり、
そういう属性から解放され、超越した域に達している人たちです。
自分が最終的に目指すのはこの域だという予感がありますが、
今の段階ではそこに到達するステップを、
ゆっくりと少しずつ上がっているところだと受け止めています。
buna
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現在、6月頭にバルセロナから来日するD-Friedの日本ツアーの準備をしています。
実はこのアーティストの2枚のアルバムのジャケを自分が担当させてもらいました。
2007年に都内でやっているイベント、CMFLGに出演してもらったことがきっかけで彼とは知り合いました。
その後、彼らの推薦で2008年の春にバルセロナでの個展が実現し、
そこで本家Sonarのボスの目に止まり、
その年の夏にライヴペインティグでスペイン6都市を廻るツアーに参加することができました。
それこそ大げさな表現ではなく、一生の宝になるであろう、
素晴らしい体験をさせて頂くことができました。
そのツアーの間二ヶ月近く滞在させてもらったのが、新婚ホヤホヤの彼の家でした。
思い出すだけで恐縮してしまうほど、本当に頭が上がらない人なのです。
なので、今回の来日では我が家に滞在してもらい、
その恩返しをこれでもか! というほどにしたいと意気込んでいます。
また、そのバルセロナでの個展の際、Wataru Sakurabaやsokif、
そしてその頃セッションをしていたNUEさんなどが同行し、同様に彼には世話になったので、
その時のメンバーがほぼ総動員でこのツアーをサポートすることになっています。
JUN|01(Sat) Ochiai Soup “The Lost Tomorrow” set
w/ BISK(Sub Rosa / Shhhh) / buna(Trench Warfare) and more.
JUN|02(Sun) Chiba Tresure River Book Cafe “Inner Tourist Experience” set
w/ Yuri Miyauchi / sokif(revirth) and more.
JUN|04(Tue) MotoYawata Expose-One “DJ set”
w/ Wataru Sakuraba / Hisao(Daydream Wonder) / escoval and more.
JUN|07(Fri) Jicoo The Floating Bar “Inner Tourist Experience” set
w/ antenasia / NUE(OPUESTO) and more.
JUN|08(Sat) Nakameguro Solfa “The Lost Tomorrow” set
w/ AUS(flau) / Tyme. (MAS) / DJ Emerald and more.
buna
Trench Warfare6.2(2008)
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イベントをオーガナイズしていると、どうしても出演料の話になります。
そのパフォーマンスの価値と集客力(経済的効果)が比例していないことが多く、
パフォーマンスの価値からすると3〜5万払いたくても、集客力を考えると数千円しか払えない。
そんなことが良くあります。
これは「経済的価値だけが全ての価値じゃない」と言っている自分の中で矛盾しています。
そうなるとやっぱりホームパーティーの延長線上のような、
パフォーマンスをする人を含め、そこに集まる人がみんなで費用を出し合って、
一つの楽しい時間をつくりあげて、共有する。
そんなスタイルが自分らしいし、そんな時間を過ごせたら幸せだろうな。
と思うのです。
buna