QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

Archive for 2013.7

自然回帰

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先週の登山の余韻を楽しんでいると、再び兄から今週日曜日の登山の誘いが来た。
生憎、大雨注意警報が出ているので、そんなタイミングで登山するほど冒険家思考ではないので、
この計画が流れてくれることを期待している。


人間が自然に近づく、回帰することが芸術

寝付けずに朝方にテレビをつけると、大自然が延々と流れる番組がやっていた。
上空を飛びながら、俯瞰で撮影された映像だった。
カメラワークもよく練られていて、その美しさと展開にひとり声を出して感動してしまった。

登山の好きなところは、登山途中の仲間や見知らぬ人との会話や親切に触れることもだけれど、
こういう自然とのふれ合いもその一つ。頂上に到達する早さなどはどうでも良いのだ。
まさに自分の生き方そのものなのがまた面白い。

そして、先週の登山は、予想以上に制作に影響が出ている。あの手に伝わった木の幹や岩の感触、
足の裏に感じた木の根。肌に感じた太陽の熱さ、水の冷たさ。
あの感触や感覚が筆を持った手に蘇ってくる。

朝方に観たあの映像に話を戻すと、自分が到達したいところを再確認させてくれたし、
そこに到達するために、“作為”とどう向き合うか。というヒントをもらえた。
ただ「大自然がつくりだず芸術」などと言う説明が入っていたけれど、
自分にとっては、人間が自然に近づく、回帰することが芸術なのだ。

buna

登山

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棒ノ折山(ぼうのおれやま)

登山は3年前に立山連峰に挑戦した以来。
今回はあれほどの標高ではないけれど、何しろ日頃運動を殆どしておらず、
身体が弛みきっているので、無謀な挑戦だった。
(挑戦と言っても兄に一週間前に誘われ、考えもせずにフラフラついていったのだけれど)
でも、どれだけ自分が普段身体を動かしていないかを思い知ることができ、
ちょっと運動をしなければと思えたのは収穫だった。
何しろ70代の年配の方に次々と追い抜かれていくという有様だったので。

心や魂などと言っている半面、肉体的には何しろほぼ無頓着、自堕落している。
小学校から高校まで体育会系だったなどと、自分でも信じられない。
きっとその手の努力はあの7、8年で使い切ってしまったのではないか。
と納得しそうになる。しかし、心と身体は一つなわけで、
この肉体が自分の心のありようを表しているのだろう。

登山から帰宅し、毎週録画しているNHKの「SWITCH」という番組を観た。
その回は偶然にもアルピニストの野口健と作家の平野啓一郎の対談だった。
それを観て気づいたのは、登山は現代社会において非日常的体験だということ。
日常では感じられない、自然の偉大さ、畏れ。そして死(身の危険)などがそこにはある。
古代の日本では日常的に、身近に自然があった。もちろん死も。

現代に生きていると、そういうものから遠ざかっていく。
日本は近代化(欧米化)するうえで、日本古来の習慣を否定した。
でも、それで良いのだろうか?というのが311後に強くなった。

続く

buna

Trench Warfare+PLAT FORM

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ブログを書くのは気がついたら七夕以来です。
この二週間は我が家に関西よりゲストが来ていたりと、何かと忙しく、充実した日々でした。
そして、何よりもこの暑さで文章を書く気がしませんでした。


もう一つの選択肢を

久々の更新はイベントの告知です。
今回は自分が主宰しているTrench Warfareと柏を拠点に始まったイベント、PLAT FORMとの共催です。
PLAT FORMはDJ Kumash、Bohemian Hipster、DJ Miyamotoを中心に運営される、
ヒップホップやビートよりのイベントです。2006年にイベントを始めた頃は、
こういう状況になるとは想像もしていなかったので感慨深いです。
Trench Warfareからは自分がDeepest Rebel名義でDJとして出演します。




Trench Warfare8.1 + PLAT FORM
2013/8/17(sat) @ Dinnig Bar ROOF OPEN 20:00 ¥1500 1Drink
http://diningbarroof.jimdo.com/

GUEST ACT:
SEAP ( submaditate. )[Live Set]
KSK ( 8th Wonder ) & Authentic [Live]
Junk from Fukushima [DJ set]
COB ( ON STYLE ) [DJ]

Resident DJ:
Bohemian Hipster (PLAT FORM)
Deepest Rebel (TRENCH WARFARE)
DJ Kumash (PLAT FORM)
DJ Miyamoto (PLAT FORM)
and more…





Seap
アブストラクトなBreakbeats、Dub、Electronica、
Hip Hopを融合し独自のグルーヴを創り出すCreator/DJ。
2005年にインディペンデント・レーベル”OPUESTO”からMix CD”Burning Smell”をリリース。
その後、NUEとSK-9との”RBPS”、DJ NESSILLとの”Back 2 Back”をリリース。
近年は、独特な手法により創り出される楽曲とハードウェア機材を用いた
独自解釈のダブ処理によるライブにも注目が集まる。
そのタイムレスな楽曲は幅広いオーディエンスを惹き付ける。

submeditate.URL:www.submeditate.com

Boomvogue(KSK&Authentic)
オーセンティック(dj,beatmaker)とKSK(mc)の2人で作られるユニット。
手作りのプラスチックのような、昨晩のあまりもので作ったフルコースのような。
日本人の日本人によるあらゆる感情のためのユニット。オーセンティックによる水性の世界観を
KSKの油性の言葉が荒らしていく。聴く者の心に制定される憲法第9条。あなたは賛成派?反対派?

Junk(from Fukushima)
福島在住のクリエーター。17才の頃にHIPHOPに出会いその後様々な音楽を吸収したのち、
現在はAbstract, Electronica, Hip hop等を軸に様々なジャンルを横断し
独自の深い世界感を演出する。またスクラッチという飛び道具が空間を行き来する。
soundcloud.com/ooojunkooo

COB(ON STYLE)
Punkが好きだったが、Beastie boysをきっかけにHiphopにハマっていく。
当時、最も衝撃を受けたのはJungle brothersのアルバム『Straight Out the Jungle』。
1995年からdjを始める。以降、都内や地元柏のClubにレギュラーを持つなど、
数々のイベントに参加。現在もHouseやBreakbeats等を中心にplayを続けている。

七夕

Untitled


関東も梅雨明けしたらしく、この暑さは正に日本の夏だ。
この深いな湿度のせいか、墨を指につけて描いたときの伸びが良い。
指から紙に墨が移る瞬間、指から墨が剥がれてサラサラと粉になり、
滑らかに滑るように紙に“おさまって”いく。まるで呪術でもしているかのような、
不思議な感覚だ。


七夕

先週、友人の子供が短冊に書いた“願いごと”について話をしたというのに、
七夕前だということすら、考えもしなかった自分に少し驚いている。
だからと言って七夕をやる気は毛頭もなかったけれど。
ただ、自分の思考回路が心配だ。という話で。

はて、暑さのせいか、何を書こうとしていたか忘れてしまった。

あ、そうだ。思い出した。
でも、頭がクリアにならないので、また今度。

buna

Rowl “Egipto” EP [CRES004]

Egipto EP [CRES004]


小学6年生相手に、何故に頭を剃り上げたのか、
どういう利点があるのかを真剣に説明している自分がおかしかった。
梅雨に入ると、髪の毛がべたつき、真夏はむさ苦しくて発狂しそうになっていたけれど、
今ではただただ汗が滝のように流れて忙しい。どっちもどっちということで。


Rowl “Egipto” EP [CRES004]

全てのアートワークを担当させて頂いている英国のレーベル、The Crescent。
その第4弾がリリースされます。このRowlというアーティストは、
2010年にデビューした新人で、今までの4枚のSplit EPをリリースしている。
レーベルオーナーのインタビューを読んだところ、どうやらブリストルを拠点としていて、
第2弾でリリースしたTroy Gunnerのフラットメイトのようです。

渋いダブ・テクノが好きな方には特におすすめだし、
ASCのRemixも収録されているのも注目して欲しいポイントです。
このような媚びない、ストイックな音楽のアートワークを手がけられて幸せです。



レーベルオーナーのインタビューは以下です。※英語のみ
http://organicbeats.co.uk/features/interview/fourth-coming

buna

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