QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

Archive for 2014.11

そこに愛はあるのか




師走が近づいているから、忙しくなってきています。
だというのに、生活は楽にならず。
アベノミクスは裕福層のふところを温めただけなんじゃないか?
そんな風に思えてなりません。


そこに愛はあるのか

仕事の関係で、”LOVE”について少し考えることになっています。
日本人にとって「愛」という言葉を使うようになったのは、明治以降だそうです。
それも、英語の「LOVE」などの言葉、概念を翻訳する際に、
漢字の「愛」という漢字を当てたとのことです。

現に「愛している」と「好き」の違いを説明できる人が、どれだけいるでしょうか。
「好き」という気持ちが強いと「愛している」になるのか、
では、ストーカーの気持ちは、「愛」なのか? しっくりきません。

だと言うのに、私たちはよくこの言葉を目にし、実際に使うこともあります。
「愛がある作品」、「言葉に愛がある」などなど。
心が通っていることを表現するために、自分は使うことが多いです。

曖昧なイメージのまま、この言葉が広告と消費者、男女間を頻繁に行き交います。
欧米でも同じ状況かもしれませんが。

きっと、本来欧米では心の深いところから出てくる、相手を思いやる強い感情を「愛」と
いうのだと思います。それは性別、関係性関係なく。

一方、日本人は人間だけでなく、
自然に対しても、「愛」を持っている人種の一つです。もともとは。
そして、日本語にもこれに変わるような言葉があるはずなのです。

buna

精神性を根底に

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昨日から再び始めたウォーキング(散歩)、今日は昨日とは反対方向の住宅街へ。
フラッと本屋に入り見つけたのが『仏のこころと母ごころ』(2001)梅原猛 著。
道徳について書かれたものですが、久々に一気に読み進めてしまいそうです。


現在、あるアパートのリノベーション(改築)プロジェクトに関わっています。
海外の人がメインに滞在(短期、長期で)する、シェアハウスの立ち上げです。
日本の魅力を和風というステレオタイプなスタイルではなく、
日本人の精神性が根底にあるような構造で、
21世紀的日本人の美学、豊かさを表現したいと個人的には考えています。

そこで大切に考えているのは、自然との共存共生。
日本の高い技術力といわゆる“おもてなし”の心です。
これらについては、日本人でありながら、知らないことばかりなので、
学びながらこれを実現したいと考えています。

buna

Eye to Eye

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歩く 歩く 歩く
真っ白になるまで歩く
音楽を止めて、周辺の音に耳をすます。
鳥のさえずり 葉の揺れる音 落ちる音
落ち葉を踏む音と柔らかい感触
餌を目掛けて、水面を破るように泳ぐ鯉たち

子供たちは、輪になってニンテンドーDSで遊ぶ
お互いの目を見ずに、画面だけを見ながらの会話
目は多くを語るというのに
そのメッセージたちを受け取らないらしい

理解し合うこと。
これは難しいことだ
目を見ずにそれをするのは、更に難しい。

大人になると、それぞれに何かしら異物を心に抱えている。
それは思考と行動に大きく影響する。
特別な力がない限り、それを表層で感じ取るのは難しい。
でも、ヒントは必ずあって、
選ぶ言葉や服装、仕草などにそれは姿を表す。
だから、しっかりと向き合って、
それを拾いとってあげることができれば、
とても良い関係を作れるような気がする。

まぁ、考えすぎだと。言われるんですがね。

buna

個展の準備を – Are you ready? –




すっかり寒くなり、家の中にいても手がかじかむようになりました。
そろそろ石油ストーブをつける季節でしょうか。
花粉症に似た症状が出ていて、どうも頭がクリアになりません。
毎年この頃になると冬眠したくなります。
まぁ、そんなことも言ってられません。色々とプロジェクトが動き始めていますからね。


個展の準備を – Are you ready? –


2月の浜松での個展、まだ3ヶ月ありますが、経験上もう動き出さないといけません。
近頃は裏方に回ることが多く、絵描きとしての活動は鈍化しています。
でも、それが今はとても楽しいのです。
いつだって新たな挑戦は、新鮮な空気を日常に取り入れることができ、刺激的です。
“成長するため”というよりは、この38年間で経験し、身につけた能力がどこまでのものなのか。
それを試している状況のように感じています。

ただ、個展の準備もありますから、切り替えていかなければいけません。
日本での個展、展示会は来年はそれが最後になると思います。
5月には国内で中規模なグループ展を企画していますが、
これには自分は出展せず、あくまでも裏方という位置で、
自分が表現したいことをそこに組み込んでいきます。
この件は年明けには少しだけ情報を公開できる予定です。

これからですよ。これから。

buna

岩手 – 感謝の心 –




一週間以上経ってしまいましたが、盛岡経由で雫石へ行きました。
両親と二組の兄夫婦。3人の姪っ子と1人の甥っ子。今では家族は11名になりました。
その中で独身の自分は、欠けた存在のようにも感じますが、人の人生は色々です。


岩手 – 感謝の心 –

日本の自然美をある欧米人が“神秘的”と表現していましたが、
これこそが日本人が守るべき風景だと感じています。



四季折々の風景と食べ物。
現代の日本では、農業技術の進歩によりスーパーに並ぶ食べ物は一年中あまり変わりません、
健康を考えると、その季節に収穫された食物を食べるのが、理想的だそうです。
大地や太陽などからの、われわれへの贈り物です。
本来感謝すべきところなのですが、食べたいものがいつでも手に入る現代ではなかなか難しいです。



経済的発展、不便な生活から便利な生活へ。
正しいと信じて来ましたが、21世紀の今、そこを一度見直すときなのではないでしょうか。

buna

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今週は月曜よりスイス人の友人が来日していました。
6、7年ぶりの再会でしたが、変わりなく安心しました。
近年の欧州の不景気に苦しんでいた彼ですが、
今はキャリアウーマンの彼女ができて、いろんな意味で救われたようです。

また、東京観光のガイドをしながら、日本と東京を客観視する時間にもなりました。
今年の夏からのこの流れはまだ続いています。

日本、良い国です。
誇りに思うこともたくさんあります。
ただ、自分には生きにくいです。
それが何故かはゆっくり考えてみたいと思います。

さて、明日土曜から盛岡に行ってきます。
どんな時間になるのか、楽しみです。

buna

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