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師走が近づいているから、忙しくなってきています。
だというのに、生活は楽にならず。
アベノミクスは裕福層のふところを温めただけなんじゃないか?
そんな風に思えてなりません。
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そこに愛はあるのか
仕事の関係で、”LOVE”について少し考えることになっています。
日本人にとって「愛」という言葉を使うようになったのは、明治以降だそうです。
それも、英語の「LOVE」などの言葉、概念を翻訳する際に、
漢字の「愛」という漢字を当てたとのことです。
現に「愛している」と「好き」の違いを説明できる人が、どれだけいるでしょうか。
「好き」という気持ちが強いと「愛している」になるのか、
では、ストーカーの気持ちは、「愛」なのか? しっくりきません。
だと言うのに、私たちはよくこの言葉を目にし、実際に使うこともあります。
「愛がある作品」、「言葉に愛がある」などなど。
心が通っていることを表現するために、自分は使うことが多いです。
曖昧なイメージのまま、この言葉が広告と消費者、男女間を頻繁に行き交います。
欧米でも同じ状況かもしれませんが。
きっと、本来欧米では心の深いところから出てくる、相手を思いやる強い感情を「愛」と
いうのだと思います。それは性別、関係性関係なく。
一方、日本人は人間だけでなく、
自然に対しても、「愛」を持っている人種の一つです。もともとは。
そして、日本語にもこれに変わるような言葉があるはずなのです。
buna
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昨日から再び始めたウォーキング(散歩)、今日は昨日とは反対方向の住宅街へ。
フラッと本屋に入り見つけたのが『仏のこころと母ごころ』(2001)梅原猛 著。
道徳について書かれたものですが、久々に一気に読み進めてしまいそうです。
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現在、あるアパートのリノベーション(改築)プロジェクトに関わっています。
海外の人がメインに滞在(短期、長期で)する、シェアハウスの立ち上げです。
日本の魅力を和風というステレオタイプなスタイルではなく、
日本人の精神性が根底にあるような構造で、
21世紀的日本人の美学、豊かさを表現したいと個人的には考えています。
そこで大切に考えているのは、自然との共存共生。
日本の高い技術力といわゆる“おもてなし”の心です。
これらについては、日本人でありながら、知らないことばかりなので、
学びながらこれを実現したいと考えています。
buna
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歩く 歩く 歩く
真っ白になるまで歩く
音楽を止めて、周辺の音に耳をすます。
鳥のさえずり 葉の揺れる音 落ちる音
落ち葉を踏む音と柔らかい感触
餌を目掛けて、水面を破るように泳ぐ鯉たち
子供たちは、輪になってニンテンドーDSで遊ぶ
お互いの目を見ずに、画面だけを見ながらの会話
目は多くを語るというのに
そのメッセージたちを受け取らないらしい
理解し合うこと。
これは難しいことだ
目を見ずにそれをするのは、更に難しい。
大人になると、それぞれに何かしら異物を心に抱えている。
それは思考と行動に大きく影響する。
特別な力がない限り、それを表層で感じ取るのは難しい。
でも、ヒントは必ずあって、
選ぶ言葉や服装、仕草などにそれは姿を表す。
だから、しっかりと向き合って、
それを拾いとってあげることができれば、
とても良い関係を作れるような気がする。
まぁ、考えすぎだと。言われるんですがね。
buna
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すっかり寒くなり、家の中にいても手がかじかむようになりました。
そろそろ石油ストーブをつける季節でしょうか。
花粉症に似た症状が出ていて、どうも頭がクリアになりません。
毎年この頃になると冬眠したくなります。
まぁ、そんなことも言ってられません。色々とプロジェクトが動き始めていますからね。
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個展の準備を – Are you ready? –
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2月の浜松での個展、まだ3ヶ月ありますが、経験上もう動き出さないといけません。
近頃は裏方に回ることが多く、絵描きとしての活動は鈍化しています。
でも、それが今はとても楽しいのです。
いつだって新たな挑戦は、新鮮な空気を日常に取り入れることができ、刺激的です。
“成長するため”というよりは、この38年間で経験し、身につけた能力がどこまでのものなのか。
それを試している状況のように感じています。
ただ、個展の準備もありますから、切り替えていかなければいけません。
日本での個展、展示会は来年はそれが最後になると思います。
5月には国内で中規模なグループ展を企画していますが、
これには自分は出展せず、あくまでも裏方という位置で、
自分が表現したいことをそこに組み込んでいきます。
この件は年明けには少しだけ情報を公開できる予定です。
これからですよ。これから。
buna
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一週間以上経ってしまいましたが、盛岡経由で雫石へ行きました。
両親と二組の兄夫婦。3人の姪っ子と1人の甥っ子。今では家族は11名になりました。
その中で独身の自分は、欠けた存在のようにも感じますが、人の人生は色々です。
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岩手 – 感謝の心 –
日本の自然美をある欧米人が“神秘的”と表現していましたが、
これこそが日本人が守るべき風景だと感じています。
四季折々の風景と食べ物。
現代の日本では、農業技術の進歩によりスーパーに並ぶ食べ物は一年中あまり変わりません、
健康を考えると、その季節に収穫された食物を食べるのが、理想的だそうです。
大地や太陽などからの、われわれへの贈り物です。
本来感謝すべきところなのですが、食べたいものがいつでも手に入る現代ではなかなか難しいです。
経済的発展、不便な生活から便利な生活へ。
正しいと信じて来ましたが、21世紀の今、そこを一度見直すときなのではないでしょうか。
buna
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今週は月曜よりスイス人の友人が来日していました。
6、7年ぶりの再会でしたが、変わりなく安心しました。
近年の欧州の不景気に苦しんでいた彼ですが、
今はキャリアウーマンの彼女ができて、いろんな意味で救われたようです。
また、東京観光のガイドをしながら、日本と東京を客観視する時間にもなりました。
今年の夏からのこの流れはまだ続いています。
日本、良い国です。
誇りに思うこともたくさんあります。
ただ、自分には生きにくいです。
それが何故かはゆっくり考えてみたいと思います。
さて、明日土曜から盛岡に行ってきます。
どんな時間になるのか、楽しみです。
buna