QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

Archive for 2017.5

これは今、僕らが生きている世界で起きていること

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Manchester(2008)


街で「二度見」をされたことがあるだろうか。それも一週間に二度も。
犯罪者にでも見えたのか。顔に何かついていたのか。
酷い表情をして歩いていたのか。
それとも知り合いに似ていたのか。もしくは知り合いだったのか。
その気持ち悪さをまだ振り払うことができず、
今、こうやってここに綴っている。


これは今、僕らが生きている世界で起きていることなんだ。

マンチェスターでテロが起きた。
あのアリーナにはRadioheadを観に行ったことがある。
もしまだ僕があの街に住んでいたら、911の時のように、
もしくはそれ以上に酷くショックを受けていただろう。

マンチェスター南部にラシュロムというアジア人街がある。
この事件を受けて、そこを歩くイスラム教徒の複雑な表情が想像できる。
911の時もそうだった。
ネットのニュースによると、自爆テロを実行した犯人の目的は、
友人を英国人に刺されて殺されたことの報復だったとか。

ここに英国の闇が見える。あの国には多くの移民や難民、
そしてその二世、三世もいる。
彼らと生粋の英国人の間には深い溝がある。
これは過去に英国がやってきた植民地支配や奴隷貿易、
中東政策の結果だ。

その上、犯人が住んでいたモスサイドというエリアは、
70年代以降リビアからカダフィ政権の弾圧を逃れた
リビア人難民が多く住む治安が悪くて有名な場所だ。
酷くこじれてしまっている。

今、僕にできるのはこの無力感に負けず、
自分が感じていることを表現することだけだ。
皮肉なことに、国内の政治の腐敗した状況も重なり、
創作意欲が沸々としてきている。

buna

The CLASHを聴きながら

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電車の中でスマフォの画面を見つめる人たちの多さ。
その一人に自分がなっていることが気持ち悪くて、
スマフォをバックにしまう。窓の外に目をやると、
初夏の風景が見える。携帯の画面を見ている間に、
僕はそういう風景を見逃していたのだ。

The CLASHを聴きながら

春が来たと思ったらもう夏日が続いている。
今頃が真夏のタイでは、
友人のアーティストのTuskが展示会をチェンマイで開催するという。
彼とは以前にコラボレーションをしたことがある。
今回も声をかけてくれたが、何しろ僕の状況が状況なので、
また次回ということになった。こういうチャンスを逃さないよう、
環境を整える必要性をあらためて感じる。

今は週に一度のリハビリをしながら、
色々な意味での社会復帰の準備をしている。
僕はフリーランスでやれるほど人付き合いが良くないし、
自分を売り込むのも苦手だし、その上寂しがり屋なので、
一人での作業も向いていない(絵の制作は別)。
だからどこかに所属して働くことにした。
実際その方が学ぶことも多いし、
自分らしく生きていける気が今はする。

buna

春とともに

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こうやってweb上で文章を書き始めたのは2005年、
2001年からやっていたメルマガ時代を入れれば17年目。
久々に書く時にはいつも、なぜに不特定多数(少数)
に向けて書いているのか?と自問する。
伝えたいことがあり、それを言語がするためだと思う。

春とともに

近所にある自然公園を散歩するができるようになった。
ぎこちなさは残るけれど、痛みなく歩けるようになった。
生命力あふれる青々とした森林の中、一歩一歩進む。
それらに共鳴するように、体内にエネルギーが湧き上がるような、
そんな気分になった。自分の誕生日が近づくにつれ、
運気は上がってきているように感じる。

1:想像以上に身体は繊細にできているらしく、
もっと労らなければいけない。
2:思っているほどもう若くはない。
3:一人では生きていけない。
この三つが今回の件で一番思い知ったことだ。

先日のリハビリセンターで、苦痛に悲鳴をあげてた老婆も。
また歩けるようになるのだろうか。
今は、そんな風に他人を心配する余裕がある。

また1から始めよう。

buna

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