
2020年、色んな意味で日常が激変した年だったけれど、個人的にはいい年だった。
ニューノーマルも悪いことばかりじゃない。
2022年までコロナが収束しないという予想もあるけれど、
だとしても、来年はもっと絵を描いて、DJを含めて音楽を楽しむ。
もちろん、仕事も。
では、良い年を。
buna
いくつかアップしたいことがあるのに、
怠けてしまい2020年が終わるまでにできるだけ更新しようと思う。
月のうらがわ
まずは先月、山梨県は大月の大月駅近くにできた「月のうらがわ」、
カフェでもあり、セレクトショップでもあり工房でもある。
手作り感溢れる店内は、居心地が良く、
近くに幾つかのトレッキングコースもあるらしく、
登山を終えた人たちが一息をつく、
新しいスポットにもなるだろう。
昭和の残り香が漂う町に、現代的なサードウェーブな空間。
こういうセンスの良い店が一店舗あるだけで、その町の価値が上がる。
オーナーは革職人のアサトさん、
本八幡のカフェでの個展を企画してくれたのも彼女だった。
その恩を返すべく、カフェのオープニングにDJをしに行った。
オーナーのあさとさんの生き様が良い。
生まれ育った地元でも週1で店をやり、
製作拠点は自然に近いところに持ち、
好きなアウトドアも楽しめる。
作品を販売できることがあれば、車でどこでも向かう。
これは僕が生きたかったライフスタイルの一つでもあり、
今のところ僕にはできそうにもない生き方だ。
だから応援したくなるし、何か一緒にしたいと思う。
やりたいことを、とことんやる。
なかなかできることじゃない。現に僕はそれができていない。
何かを始めたくても、始められずにいる人は、
始められた人の近くに行くと良い。
もちろん、何かしらを持っていないと、
仲間には入れてもらえないけれど。
月のうらがわ 住所: 大月市大月1-6-28
https://tsuki-no-uragawa.jimdofree.com/
来年の経済が好調になるとは想像はできず、貧富の差の拡大も加速して、
日本でも経済的「勝ち組」「負け組」が更にはっきりしていくのではと悲観してしまう。
経済的に豊かであることが「勝ち組」になる条件ではないけれど、
ある程度、資本主義システムの中で生きるには、お金が必要になる。
その“ある程度”を確保することが難しかった時期が僕にもある。
芸術家として生きていけないなら、野垂れ死ねばいい。
そんな風に命をかけて生きてたこともあった。
当然、そんな甘い世界ではなくて、経験したことがないようなどん底に堕ちた。
海岸に打ち上げられたゴミに、自分を重ねて眺めた2017年の正月。
もうあの日たちを繰り返したくない。
あれから3年が経ち、その間にいくつかの職を転々として身体も壊した。
現在は運良く日本を代表する制作会社の一つで働いている。
やっとスタート地点に立ち、一歩一歩前進している。
これからどうなるのか、わからないけれど。
先が見えてしまうよりよっぽど良い。
まだ僕は言える「人生はこれからだ」と。
buna