QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

その闇の深さを




「いつ死んでも良い」
人がそう口にするとき、そこにはどんな背景があるのだろう。

その闇の深さを

なかなか出会うことがなかった職業だったり、
価値観を持つ人と知り合うことができると、
頭の中の“世界地図”が広がるような感覚になって楽しいです。
先日もプロの格闘家と出会う機会があり、短い時間ではありましたが、
考えつく限り質問をしてみました。

彼らは3ヶ月に一度、多い人で一ヶ月に一度試合を行い、
その賞金などだけでは経済的に厳しく、日雇いの仕事などをしているそうです。
その世界で優秀な成績を残していても、
それが経済的な余裕や豊さを伴わないという別の例を垣間みました。
それでも彼が闘い続ける理由は、自分を高めるという喜びのようです。
これは絵描きの自分も共感できるところです。

好きなことをやっていて、とか。夢があっていい。
そんな風に言われることがよくありますが、
本人としては、夢を追っている意識はありません。
ただただ、現実と闘っているだけです。

現に、その格闘家の彼も”いつ死んでも良い”と言い、
それは全力で生きているから。という理由からではなく、
絶望、またはそれに限りなくちかい心境で彼も、
そして自分も闘っているわけです。

空海の言った背暗向明(はいあんこうみょう)は
闇に背を向け、光の方へ進もうという意味で。
これは闇に目を向けるなということではなく、
闇を見つめ、受け止め、その闇の深さを光の方へ進む力にすることが大切だと、
今の自分はそう解釈します。

格闘技に殆ど興味がない自分でしたが、
今後は彼の活躍を陰ながら応援し、格闘家の人生にも目をむけてみたいと思います。

buna

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