
もっと音楽を楽しみたいけど、思うようにはいかない。
せめて自分の部屋ではと、環境を整えている。
複雑だ。
先日、世界的に評価されている音楽家の友人が、
DJにイラついていた。
何故なら彼ら彼女らDJは、人がつくった曲をかけてチヤホヤされ、
まるで自分が作った曲かのような振る舞いをするからだ。
そんな器の小さなことを言うなよと。
その時は言ったものの。
これはアートコレクターや、キュレター、ギャラリストにも言えて。
自分が作品をつくれないのに、アーティストの作品に対して、
偉そうな言動している人を見かけて、
同じような感覚になった。
もちろん、そう言う人たちに認められないと、
知名度も、アーティストとしての市場価値も上がらないわけで。
複雑だ。
buna
ろくに桜を眺めることもせずに春を迎えてしまった。
全体的には順調に進んでいるはずなのに、
不安が残る。不安を感じるのは僕の才能かもしれない。
ただ感じるだけ
芸術家がどのような気持ちで、その作品を作ったのか。
それを知らずに、そこに関心を持たずに、
アートが理解できたと言えるのか。
表面的な綺麗さと面白さだけを楽しまれて、
僕らの作品は消費されていくのだろうか。
そんな考えが浮かんで、虚しい気持ちになった。
ただ、僕が音楽を聴くとき、
その曲がどんな心境の時に作られたかに、
興味はあったとしても、
ほとんどの場合、知ろうとはしない。
ただ感じるだけだ。
それはアートも同じで、
僕らがどういう心境でとか、
考えで描いたなんて、
頭で知ろうとなんてしなくて良くて。
むしろ、観た人がそれを描いた人の
心境や世界に誘われて初めて本物の作品なのかもしれない。
buna
僕が10代の頃に影響を受けたパンクカルチャーは
楽器がろくに弾けなくても、
吐き出したい感情やメッセージさえあれば、
誰でもが表現ができた。
今話題のAIアートも、誰でも作れることから、
パンクカルチャーに似た既存のシステムを破壊することが可能だ。
ただ、そこに吐き出したい感情やメッセージが
感じられないものが多くて、僕の心には今のところ響かない。
buna
「芸術的なものが(本物の)芸術を見えないようにしている」
確か、白州正子さんの言葉だったと思う。
この言葉が最近、よく頭に浮かぶ。
もちろん、僕は本物でありたい。
SHIBUYA NFT ART JUNCTION 2023
先週末の展示会は、
悪天候と
NFT周辺の盛り上がりが落ち着いている
タイミングもありましたが、
去年と同数の来客数になりました。
今話題のダンサーのアオイヤマダさんと夢無子さんのパフォーマンスも
見応えがあり、展示会のメインのコンテンツとなっていました。
デジタルアートにとってNFTのような、
証明書は今後は必要になります。
暗号通貨が絡むとハードルが高くなるし、
購入してもどう楽しめばいいのかもわかりません。
その選択肢を増やすことも課題です。
まだまだ初期段階の技術、今後どうなるのでしょうか。
どうあれ、今の僕はアナログの絵が描きたい。
そして、少し休みたい。
buna
できるだけかっこ悪いとことはしないようにしてきた。
それはマンチェスターで出会ったアーティスト、
音楽家たちの姿勢の影響が大きい。
ただ、経験したことがない場所に身をおいてみたくなることもあり、
自分らしくない場所に顔を出してみたりする。
アートの力は世界を変えることはできないけれど。
一人の人間の日常を変えることはできる。
buna
流行りのAIを使って絵を描いてみた。
面白いことは面白い。でも感動はしない。
でも、これで職を失うイラストレーターはいるのだろう。
一方で、これ制作を止めるアーティストがいたら、
その人はそこまでだったということでしかない気がする。
今後は書きたいことがあるのに、
挿絵がない時にはこれを使えば良さそうだ。
そして、これはこれで、僕の心境を表現しているので、
アリといえばアリ。
そう、また週末に熱を出して寝込んだ。
本当にここの空気が合わないようだ。
buna
What is lacking is planning.
やっと一つ完成させられた。
正確に言うと、諦めた。
苛立ちでズタズタにしてしまいそうだったので、
これは今の自分の現状と言うことで、
向き合うためにも、ここで完成ということに。
本当はシンプルな、
無駄な線のない絵が描きたいのに。
最近はこんな感じだ。
失敗作を無駄にしないために、
コラージュとして使用している。
足りないのは、
計画性かもしれない。
buna
とうとうインドはデリー行きのチケットを購入。
現在デリーの最高気温は45°の真夏。
今月後半も同じようなものだろう。
まさか仕事であのインドに行くことになるとは。
とりあえずは最初は3ヶ月だけれど、
長ければ3〜5年間行くことになる。
どうなることやら。
Try and Error
たまには製作中の作品について。
トライアンドエラーを繰り返している。
もう少しで自信作ができる段階までいって、
最後の1、2筆で台無しにしてしまったり。
半具象な作品にも挑戦しているけれど、
技術が足らず、稚拙な表現になっている。
具象的な表現ができると、
もう少し伝えたいことが
ダイレクトに伝えられるだろう。
6月から2、3ヶ月は、
新しい環境に慣れることで精一杯になるだろう。
しばらくアナログな制作環境を整えるのは難しく、
制作を再開できるのは、9月以降になってしまう。
なので、これからの残りの1ヶ月はアナログな制作を中心に行い、
デジタル作品のネタとしても利用できるよう、
コツコツと作る。
なかなか完成させられず、
フラストレーションが溜まるけれど、
逃げず、コツコツと自分を信じてやるしかない。
buna
僕は暖かくなると絵を描き出す。
身が焼けて叫んでいるような絵が描きたくて、
筆を持った。
人生よ。なぜに哀しいことばかりが続くのだ。
あの日の僕の行いの結果がこれなのか。
もっと真面目に生きるから、
もう少しばかり息抜きをさせてはくれないか。
狂気の淵、震え
胃液の酸味 こめかみの痛み
buna
今年は早めに薬を飲んでいたせいか、
花粉症がそれほどキツくなくて助かっている。
桜が咲き始めていて、
春ももうすぐそこまで来ているようだ。
そして、僕が日本を離れる日も見えてきた。
いよいよ、僕の人生の新たなシーズンが始まる。
NFT ART JUNCTION
作品を販売することに関して、
意識が向かないのは、
諦めているからなのかもしれない。
でも、数年前から話題になっている
ブロックチェーン技術を利用したNFT ART、
これには少し可能性を感じている。
要するにデジタルアートを販売することが可能になり、
転売された際にアーティストに
数パーセント毎回払われることになったのだ。
そんなNFT ARTの展示会が
渋谷キャストで今週末開催される。
僕の作品も数点出展させてもらっており、
初めて自分の作品を動かすという試みをしている。
値段については、できるだけ安くしているので、
この機会に暗号通貨(仮想通貨)
とNFTを体験してみて欲しい。
詳細はhttps://mosaicnationart.blogspot.com/
@SHIBUYA CAST.
2022年3月26日(土) 12:00~20:00
2022年3月27日(日) 11:00~18:00
週末の休みのために生きている。
そう言っても過言ではないのに、外に一歩も出ずに映画と音楽に潜って。
気がつけば日曜日の夜19時になっていた。
言い訳をするように、作品を作って、最近また弾き始めたベースを練習する。
「あなたにとってアートとは?」と聞かれたら、
「生きていることの言い訳」と答えるだろう。
先日、何を追求し、表現しているか。
と聞かれたことがあって、
こういう質問は久しく聞かれなかったし、
考えもしなかったから、「見たことがないようなビジュアルが作りたい」
などと薄っぺらい答えをしてしまった。
そもそも、こういう問いをしない、されない環境や状況はどうなんだろう。
”頭を「無」にしたかったのだから、良いじゃないか?”
と禅的なことで正当化して、馬鹿になっていくことは避けたい。
さて、誰と話そう。
buna
その場の楽しさに流された選択が、
次に開く扉も決めていく。
あれは試されていたのだ。
わかっていたというのに、選択を誤った。
その結果、流れが変わってしまった。
今いるここは、自分が過去に向き合った壁を、
どう対応して来たかの結果だ。
もう一度それを学ぶ機会になった。
The way I choose
完成させるまでに時間がかかってしまう。
偶然性に任せている部分が多いのが一番の理由かもしれない。
以前は、無駄な線は一本も無いように意識していたけれど、
最近は気にならなくなった。
ただ、勢いで荒々しく描くだけではなく、
丁寧に筆を置くことも意識している。
Nirvanaのベーシストが、
意外と丁寧にベースを弾いていたのを観て、
そう意識するようになった。
buna
制作から離れた時のレベルから、
いつでも制作を始められると思ったら大間違いだ。
確実に腕は鈍る。思い出しながら
なぞるように描いているうちはダメだろう。
人生を舐めている自分に気がつくのは
いつぶりだろう。
描きたくなったら描けば良い。
そんなスタンスでいちゃいけない気がする。
自分に描かせる環境を作らなければ。
言い訳をしたらキリがない。
違う絵が描きたい。
新たな挑戦がしたいことだけは分かっている。
buna
11月21日(日)LOSTAGEとTHA BLUE HERBなどが出演する、
abura derabu 2021 supported by Dr.Martensへ。
このイベントが開催された新木場のSTUDIO COASTは
2022年1月で閉館する。
音楽を楽しめる場所がこうやって減ってしまうのは淋しい。
でも、やっぱりライヴは良い。
そして今回もBOSS THE MCの言葉は心に響いた。
現代表現
名古屋造形大で12月中旬まで
週1で授業をやらせていただいている。
教えるというよりは、
僕の経験や考えをシェアするといった方がしっくりくる。
まず、自分の年表を作ってもらい、
何に影響されて、何を好きで。
そこで何を得たかを振り返ってもらう。
その中に自分らしさや、
進路を見つけるヒントが眠っているように思えたからだ。
そして、それを元にインスピレーションボードを作りながら、
自分らしさを表現し、最終的にレコードのアートワークにして
パッケージにするという課題。
その作業の中で、何か今後創作の軸になるものを
見つけて欲しいのだけれど、どういう結果になるだろう。
buna