
人生には何度か全身全霊で闘わないといけない時がある。
自分にとって今がその何度目かの時のようだ。
後何度こういう時がやってくるのだろう。
でも、闘うことを止めない。まだ止めれない。
その闘いの環境もリングも申し分ない。
ただ、絵が描けていない。
そこに関しては環境も良くなく、リングすらも見失ってしまっている。
FUKAFUTA Unconventional
大阪を拠点に活動するFUKAFUTAさんのアルバムのアートワークをやらせていただきました。
以下、詳細です。
Silentwave・Juri Suzue・和製・FUKAFUTAの4名が参加したアルバム’Unconventional’
主要なストリーミングサービスとbandcampページにて配信開始しました!
今回のアルバム全曲が収録曲’Counterbrow’の
楽曲のパーツを含んで制作され、新たな楽曲タイトルを付けられました。
‘remix’の概念の超越を試みたタイトル通りunconventionalなアプローチで
企画・制作されたコンセプトアルバムLovely GeometryのBandcampページでは
フリーダウンロードして頂けます!
数日前から涼しくなり、
エアコンのないアトリエに少し長くこもれるようになる。
最近は自分の絵の一部を切り貼りしている。
これが今までになかった要素となって、新たな方向に導いてくれている。
一番の課題は繊細さ。これをどう加えていくか。
それも作為を持たずに。
その方法を見つけられれば、
未完成のままだった作品たちを次々と完成させられる予感がしている。
buna
もう9月、この暑さはあとどのくらい続くのだろう。
ただ、コロナの影響で夏らしいことがまだあまりできていない。
それより夏バテ気味の体をなんとかしなければならない。
恐ろしく仕事のできる人たちと働き始めて、もう直ぐ半年になる。
彼らと堂々と肩を並べられる日が来るのだろうか。
「いつでも挑戦をしていたい」と言ってたのは自分自身じゃないか。
あんな人たちと一緒に働けるのはラッキーだ。
そんな劣等感のせいか、絵を描き始められた。
まだまだこれからだ。
幸いにもリモートワークが続いている。
しかし、そろそろ少しずつ出勤数を増やていくことになりそうだ。
日本は311とコロナの経験から学ぶことはできるだろうか。
珍しく、新作のイメージがぼんやりと頭に浮かんでいる。
これをどう具象化するか。
この混沌した世界で、自分が表現すべきことは何か、
そんな芸術家らしい自問をする余裕もなかった。
日々の生活が充実していることは幸せなことだ。
ただ、創造的な時間を追いやっていると、
まるで自分が薄まっていくようだ。
buna
外出自粛4周目に突入する。リモートワークなので、
以前より自分の時間を持てるし、
ある程度自分のリズムで働くことができるのは、理想的な働き方に思える。
もちろん、難しい点はたくさんあるけれど、
コロナが収束してからも、こういう働き方が増えていくのではないだろうか。
作品制作はやっと再開できている。以前と変わらないスタイルで、
次のステップへなかなか進めない失望感と闘っている。
“逃げずに描き続きろ”そう自分に言い聞かせて、
新しい試みを探してみている。
また、今まで意識的に手を出さないでいた、音楽制作も始めてしまった。
と言っても、まだやり方を覚えている段階で、曲と呼べるものはできていない。
新しいことに挑戦できるのは楽しい。それも僕がどんなに失敗しても、
誰にも怒られないというのが良い。
そういう秘密基地のような逃げ場所が僕らには必要なのかもしれない。
buna
何年ぶりかのSIONのライヴ。
中学生の頃から、新しいアルバムがリリースされる、
その時々の心境に響く言葉があり、救われたり勇気をもらったりしていた。
今回のライヴもそんな言葉や思いがあり、良い時間を過ごさせてもらった。
まだまだ、これからだ。
楽しく絵を描くことがこんなにも難しいのかと。
あらためて重くのしかかる。
同じレベルの作品、同じような絵を何枚も何枚も繰り返しためてこんでいく。
扉を開けば、またそこに同じ扉があり、
それを繰り返し開いては進み、開いては進む。
前に進んでいるのかも確かではなく、
同じところを周回している気さえしてくる。
このマインドゲームに耐えれた者だけが開ける扉というのがあるのだ。
そう信じて、もうしばらく向き合ってみる。
buna
すっかり寒くなってしまい、秋を見過ごしそうです。
なんとか紅葉と秋の食べ物を楽しんでやろうと目論んでいるのですが、
なかなか時間を作れないでいます。いや、本当は行けるのですが、
一人で行くほどのモチベーションがないのが原因です。
展示会「I SHOUT FOR THE FALL」
英国はマンチェスター(正確に言うとBuryという街)で開催される展示会に出展させて頂いている。
このBury(ベリー)という街は、マンチェスターの中心街から少し離れたところにあり、
友人が住んでいるので、何度か遊びに行ったことがある。
駅の近くにトーマス機関車が停車していて、
少し離れたところにASDAという大きなスーパーが見える。
観光で行くことはまずないような、小さな街ではあるけれど。
そんな街にも立派な美術館があり、英国を代表する芸術家のターナーなどを収蔵しており、
日本国内に貸し出されることもある。そして、地域に住む芸術家の発表の場でもあり、
子供達がアートを通して学ぶ場にもなっている。
日本で、「街」というと都市部ではその境界線が見えないけれど。
英国では街と街の間に草原などがあり、
ドラクエの街と街のあり方と言えば理解してもらえるかもしれない。
だから、自分の住んでいる街の端から端までを把握しやすいし、
愛着を持ちやすいように感じる。
話を展示会に戻すとして、
今回の展示会はマンチェスターの代表的なバンドの一つ、
THE FALLというパンクバンドの歌詞をビジュアライズするというのがコンセプト。
僕がビジュアライズしたのはこの曲。
現地に行けないのが残念。
また声がかかることを願うのみ。
buna
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ディスクユニオンが無くなり、画材広場が縮小されたユザワヤ。こんな街にはもう用はない。
以前から気付いていたけれど、明るいモノ、楽しいモノ。
そういうものが求められているらしい。
ある友人が「テレビはいつも笑っている」と言っていたけれど。
特にCMの笑顔率は、脅迫的だ。
例外なく、今僕が置かれている環境では、“明るいもの”を求められる。
そんなにこの世は笑顔で溢れているのか? と問いたくなるけれど。
僕が今、デザイナーとして求められているのは、表現でもアートでもない。
そこを割り切る必要がある。きっと作品を作れていたら、
もう少しバランスがとれるような気がする。
「もっと光を!(Mehr Licht!)」がドイツの詩人、ゲーテの最後の言葉だと言われている。
明るいモノを求められた時、ゲーテのために。と頑張ってみようと思う。
自分の美学に反することを求められたら、これはダダイズムだと自分に言い聞かせようと思う。
疲れてしまって、文章がまとまらなそうなので、
今日はこの辺で。電気を消して寝よう。
buna
この4、5日、久々に幾つかの希望を感じることができた。
フランスで開催される、大きな展示会に出展するチャンスを逃し、
少しテンションを落としていると、
その翌日に、今度はスペインよりライヴパフォーマンスの打診があった。
これも欧州最大規模のイベントが舞台なので、実現すれば大きなチャンスになるし、
素晴らしい体験になることは間違いない。
ライヴペインティングは2011年にチャリティイベントで、
最悪なパフォーマンスをして以来やっていない。
Zerocharizmaが本国へ帰国してしまってから、
パートナーを見つけられず、今に至っている。
たとえ、これが実現しなかったとしても、
投げ出さずに続けていれば、
気にかけてくれている仲間が世界中にいることを、
思い出させてくれた。
どうやら、いつの間にか視野が狭くなっていたみたいだ。
というわけで、引き続き自分が今までやってきたことを振り返り、
まとめる作業に追われている。
buna
台風が近づく雨の中選挙へ。今回ほど迷いもなく選べたことはないかもしれません。
僕はリベラルな人間ではありますが、一方ではとても保守的な考え方を持っています。
日本古来からの良いもので、今失いつつあるものは取り戻したい。
受け継ぎたい。という点で保守です。そして、嘘つきは嫌いだし、
戦争に巻き込まれたくないので、だいたい投票するところがこれで決まります。
アートマーケットの隙間
例えば、ホテルやマンション、病院の
エントランスや廊下、ベッドルームなどにアート作品が展示されている。
100部屋あったら、それだけの数が必要になるので、
作家が作ったものを購入できるのは、予算のある一部の会社。
それ以外はレンタルだったり、知り合い価格で購入したり。
一方、予算があっても、その空間に合う作品を多く用意するのは困難。
また、作家の想いや存在感があり過ぎるリアルなアートは、
好き嫌いが分かれることなどもあり、
そういう、リスクを避けたいオーナーもいる。
でも、安いっぽいものを展示して、
施設の高級感などを損ねるものは避けたい。
そういうニーズに応えている会社で、
僕は現在働かせてもらっている。
高級感と重厚感がある、作家の想い(念)がのっていない作品。
これは僕が今作りたいものと方向性が同じなので、
少しずつイメージを膨らませている。
buna
year:2013
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梅雨が明けるのは通常7月後半らしいですが、
今年はもう“梅雨明け間近”と予想する天気予報士がいるようです。
確かに暑くなってきました。昨年末のドタバタの引越し劇の結果、
冷蔵庫を積み残してしまったので、冷蔵庫なしの生活が半年以上になります。
直ぐに引越し直す予定なので、買う気がしません。
新しいアートプロジェクト用の作品、新作3点の入稿が完了しました。
全て手描きの絵を素材として、デジタルで構成したものです。
手描きで最後まで仕上げていないことに、ずっと違和感があったのは、
ズルをしているような感覚があったからです。
それが少し認識が変わったのが。
先日、録画しておいた浦沢直樹氏の『漫勉』(NHK) http://www.nhk.or.jp/manben/
を観ていたところ、現代の漫画家の中にはアナログとデジタルをうまく使っていて、
印刷された時に、読者に伝えたいことがちゃんと伝わることが重要なのでは。
と思えるようになりました。とうとう僕も漫画家の影響を受けてしまいました。
僕が好きなAutechreなども、実はアナログな音を素材として使っているわけで、
何を躊躇しているのだ?と自分に言い聞かせています。
OK COMPUTERで良いじゃないかと。
もちろん、1点もののアナログ作品にしかない魅力もあり、
それはそれで今後も追求していきますけど。
そう、少しやる気が出ています。
いろいろやっていますが、やっぱり自分が一番得意なのは、
絵なんですよね。
buna
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気分転換にiphoneケースをこのデザインのものにしてみました。
まだ以下などで購入可能なので、もし気に入って頂けたら買ってやってください。
ACP buna “OUTSIDERS”
このプロジェクトでも中心で動いている、静岡県浜松市で活動している芸術家、オオサワアキラ。
彼は20世紀的芸術家気質かと思いきや、実はビジネスセンスもあり21世紀的芸術家として、
バランス良い活動をしている。
絵を描いている人で、今後の活動で迷いがある人は、
彼の動き方、身の置き方は参考にしてみて欲しい。
以下でインタビューが読める。
DORP 浜松から発信するローカルデザインメディア
http://www.dorp.jp/interview/base/
来月頭、そのオオサワアキラが始める新しいプロジェクトで浜松へ行く。
(今度こそウナギか餃子を食べたい)
その準備でこの二週間、新作を制作していて、それを今日完成させる。
まだ自分がどこに向かいたいのか、わからなくて少し焦るけど。
立ち止まることなく、探し続けるしかないようだ。
buna