展示会のために、アーティストの候補者リストを作っている。
インスタのフォロワー数を参考にはするけれど、
それだけで判断はしない。
自分の目と心を信じたいものだ。
少しばかり疲れを感じる
エアコンが部屋に付いているだけラッキーだと思うべきなのか。
でも、この国のそれは温度調整がどうもおかしい。
毎晩29度に設定していても寝ている間に極寒になる。
全て笑ってやり過ごそうと思っていたけれど、
正直疲れてきた。
何もかもが混沌としている。
少し休む必要があるのかもしれない。
いくつかの展示会の準備をしていて、
9月に予定している展示会に関しては、
僕は裏方に徹している。
buna
大気汚染の酷さ、これが世界最悪と言われている街か。
咳が止まらなくなることがある。
咳で目が覚めることもある。
時々、これ本当にこのままここにいて大丈夫か?
と不安になることがある。
日本はもう先進国ではない。
2020年代半ばには日本のGDPを追い越すと言われるほど、
現在成長中のインド。
一方、日本はどこまでの変化、成長があったのか。
日本はもう先進国ではない。
この感覚はやっぱりもっと受け止めなければいけないのだろう。
ただ、先進国である必要はなくて、新たな日本らしいポジション、
尊敬されるポジションを見つけるべきだ。
2025年に数十万の日本の会社が黒字倒産すると言われているらしい。
それは後継がいなかったり、デジタル化についていけなくなった、
高年齢化した経営陣が原因らしい。
そんな会社でもインドと共に、希望を掴めるかもしれない。
そんな胸が躍る話を少し耳にした。
buna
ずっとここにいることになりそうな、
そんな気がして、本当かよ?と自問をしている。
どうなったら日本に帰れるのだろう。
それとも開き直って、ヒンディー語を少しは勉強すべきか。
6月のよく聴いたアルバム
今月はゆっくり音楽を聴くことができなかった。
ようやく後半から住まいが整ってきたので、
(と言っても寝室だけだけど)
音楽を聴く時間を増やすことができた。
スピーカーを買ってDJmixを作れる環境にしたい。
こっちに来て、DJをすると伝えると誰彼を紹介してくれるなどと
言ってもらえるので。少しずつクリエイティブな活動も広げていきたい。
アトリエを整えるのは、これまた時間がかかりそうだ。
buna
もうすぐインドに来て1ヶ月。
前回の記録を塗り替えた。
色々不便なことだらけで、
大気汚染で咳き込むことも多いけど。
不思議とまだ日本に帰りたくなっていない。
まだここで見ないといけないものがあるような気がしている。
その前に、仕事できているので帰れないのだけど。
世界のリアル
今日、タクシーの窓から壊れた街並みを眺めて気づいたことがある。
人間の卑しさ、弱さや儚さ。
人生の不平等さや苦しみ。喜び。
そんなものが、ここインドでは分かりやすく、
目に入ってくる。
日本では異常な潔癖症の裏に隠れて見えてこない。
英国にいた頃は、地球に生きているという感覚があって、
閉塞感を一掃しできてそれが嬉しかった。
ここインドではまた別のこの地球、世界のリアルを感じられる。
この世界を理解するには、いい環境だ。
buna
日本に帰りたくはなっていないけれど、
いつまでここにいるのだろう。
そんな疑問はある。
まだ非日常
デリーの南西にあるSarojini Nagarマーケットへ。
この日も44℃の暑さで、
外にいられる時間に限度があった。
このマーケットは政府関係者の住む、
2005年に起きた爆弾テロの犠牲者だったと思う。
その日は、その老人の顔が頭から離れなかった。
buna
44℃がどんな感じだと言えば、
確かにドライヤーを吹き付けられているようだ。
と言えば想像しやすいかもしれない。
そして、涙液が干上がっていくような感覚にもなる。
計画中のアートプロジェクトの下見のために美術館にいく前に、
初のKhan Marketへ。
週末だというのに人がまばらなのは、暑さの為か。
ご覧の通り、マスクしている人の方が少ない印象だ。
日本ではインドではカレーしか食べられない
と思っている人が少なくないけれど、
実際は美味しい洋食も食べられる。
インドらしいところへ行けと。
友人に言われたけれど。
しばらくは、こういう中産階級レベル以上の
生活を今回は覗いていたい。
buna
明日で1週間。毎日が冒険だ。
インドルピーは日本国内で両替ができず、
インドの空港での両替はレートが悪いということで、
ケチって両替をしなかったことで、いろいろな人に迷惑をかけた。
初日
真夏のインド、到着すると15時台で40°。
タクシーの運転手は、工事現場に停車すると
「友達に会ってくるから待っててくれ」と
僕を車内に残して車を降りようとした。
まだ雨季ではないので珍しいことらしいけれど、
僕の人生はだいたいこうだ。驚かない。
用意された宿は、お世辞にも綺麗とは言えず、
窓も少なくて閉塞感がきつかった。
バスルームには大きなゴキブリ、
ベッドルームのエアコンと天井のファンは凄い音で唸り、
ほとんど寝られなかった。
確か前回来た時も、
天井のファンの音で慣れるまで寝付けなかったかもしれない。
これが初日のこと。
2度と来ることはないだろうと、疑いもしなかった国インド。
再び9時間かけてその地を踏む。
40℃という暑さの割には、日本の夏よりもしんどくはない。
混沌と深度
インド編 Season1
始まります。
buna
今日で、僕の日本での生活は終わり。
9時間の移動で、明日から新たな地で、
シーズン1を始める。
噂ではシーズン3、またはシーズン5まで続くらしい。
どんな生活になるのか、今は予想がつかない。
背負った責務を全うすると同時に、
芸術家としての活動もしていく。
コネクションは十分揃っているので、
あとは自分で制作の環境を整えられるかどうかだ。
人生、まだまだこれからだ。
buna
日本を離れることもあり、
たくさんの人に会った。
なのに、不思議と今月は長く感じた。
というより、九州にも行ったし、
内容の濃い1ヶ月だった。
そんな5月のベストアルバムは以下の3つ。
Tennis System – Autophobia – 2021
Warpaint – Radiate Like This 2022
Snail Mail – Lush – 2018
環境が変わったら、
聴く音楽も変わるので、
どんな音楽と出会い、
どんな音楽と共に生きるのだろう。
少し楽しみではある。
buna
今住んでいる部屋に住んで5年目、
こんなに気に入った部屋は今までなかった。
早ければ、年内には引き払うことになるので、
とても寂しい。
何しろ、いつ日本に本帰国できるかわからない。
こうやって晴れた空と雲を眺めているだけで、
幸せな気持ちになれる。
そこを一機の飛行機が飛んでいく。
あと1週間で、僕はあの飛行機に乗ることになる。
さて、荷造りだ。
buna
この世界はいくつもの層になっている。
見慣れた街も、
例えば、稼いでる額によって
見える層が変わってくるらしい。
自分が見たい層はどこだろう。
buna
既に日本を離れた頃のスケジュールが出てきている。
来日しているインド人のビジネスパートナーに、
何が怖いのか?と聞かれた。
便利で安全な社会から離れるのが怖いというか、
不安なのかもしれない。
残り2週間を切り、会いたい友人が多過ぎて、
会いきれなそうだ。生きて帰還しなければ。
これはマインドゲームだ
フェーズの変化を感じている。
あの日、感じた歯車の狂いは、
このせいだったのかもしれない。
前に進むため、深化するために、
現実や自分自身から逃げない。
これはマインドゲームだ
自分が選んだ選択肢の結果が今ここになる。
ここではないどこかへ。
試しに言ってみる。
もっと楽しんでやる。
もっと人生を楽しんでやる。
buna
シャッターがおりている店の多さに驚く。
GWだというのに、人が少ないのだから、
その厳しさを想像すると遠い目になってしまう。
僕らは、地方を見捨てるのだろうか。
人口減少が予想されている今、
どうなってしまうのだろう。
都市部に人口が集中しないように、
コロナ禍で根付き始めたリモートワークを活用して、
地方でも働ける。生きていけるよう、
そういう流れが加速して欲しい。
buna
誕生日だというのに、
スケジュールの関係で、
またしても両腕に二本ずつワクチンを打つことになった。
副反応で怠いまま、オンラインミーティング。
こんな時は映像はオフで良いのか。
この新しい習慣には、
マナーというものが確立されておらず、
まだまだ戸惑う。
この世界はクソなのか
「この世界はクソだ」という世界観。
つい最近まで100%共感できた。
何かがきっかけで、
そう言っている人間自身が
クソフィルターを通してしまっているのでは?
という仮定をたててみている。
その原因は、外界ではなく、
内側にあって。
問題の本質を見失ってはいないだろうか。
もちろん、この世界にはクソなことが多い。
未熟な人間が生きている場所だから、
それは仕方ない。
だから、自分の未熟さに目を見張り、
この世界をクソに
自分自身がしていないかどうか。
目の前にあることは
自分が選んだ選択肢の結果だと。
問題から目を背けて楽な方を
(時には逃げてもいい)
選ぶことなく。
闘え。
と自分自身に言っている。
buna