QUEST FOR THE CENTREPIECE by buna

ポータブルプレイヤー

今年は、こんなご時世なので、
音楽を聴く環境だけはできるだけ良くしたかった。
詳しい友人のアドバイスを聞き、
いくつか(少し背伸びをして買える)商品を試した。

高音に敏感な僕の耳と相性が良いのはこれら。
紹介を含めて、これ以上購入しない戒めのためにも、
ここに綴っておく。
全て中国製で中古やセールを利用して
かなり安く手に入れている。

イヤフォン:水月雨 Aria
ケーブル:NiceHCK silverloong (4.4mm/MMCX)
プレイヤー:Shanling M3X

良い音楽を、良い音で。

buna

No excuses.

制作から離れた時のレベルから、
いつでも制作を始められると思ったら大間違いだ。
確実に腕は鈍る。思い出しながら
なぞるように描いているうちはダメだろう。
人生を舐めている自分に気がつくのは
いつぶりだろう。

描きたくなったら描けば良い。
そんなスタンスでいちゃいけない気がする。
自分に描かせる環境を作らなければ。

言い訳をしたらキリがない。
違う絵が描きたい。
新たな挑戦がしたいことだけは分かっている。

buna

2021


今年も残り5日。
24日に仕事納めをした僕は25日に代官山UNITにて、
SIONのライヴに。ここ数年恒例の行事になっているけれど、
来年からはしばらく観ることができなくなるだろう。
最近どこに行って、何をしてもこんな感じだ。


2021

この一年、振り返ると。
コロナ禍に別れと出会いがあり、
日々の仕事に忙殺された。

中年の男がジョギングする理由が
最近になって理解できるようになった。
そう、体力だ。
体力を維持しなければ、
ヘトヘトで制作活動も趣味などできず、
空いた時間をテレビの前で、
延々と映画を観ることになる。

来年はとうとう、
日本を離れる。
まだ日本でやり残したことがあるけれど、
こればかりは仕方がない。
役目を全うし、深化を進めよう。

buna

若い世代に伝えたいこと

コロナ禍でDJをする機会が減ってしまった。
何歳になってもDJはやるつもりだけど、
DJをさせてくれる場所がいつまでもあるとは限らない。
これからだ。これからどうするかだ。


若い世代に伝えたいこと

明日で美大での講師も最後、
できれば授業の最後に
何か“足し”になることを伝えたいけれど。
気負うとろくなことにならない。
でも、ちゃんと考えないと、
グダグダになることも容易に想像ができる。

今回、以下の2点を伝えたかった。

1:自分を知ることの大切さ

自分がどういう人間で、
どんなモノに惹かれる、
何を作りたいのかを考え知る。

2:世界を知ることの大切さ

自分が生きている世界がどういう場所で、
どういう影響を自分に与えているか。
その中でどんな役割を担うか。

作品を制作する際、客観と主観を行ったり来たりしながら
自分の進むべき方向を模索していく。

自分の作りたいものが、
マーケットに受け入れられるか。
もし受け入れられないのであれば、
また別の方向に進めばいい。

よそ見をせずに進めとある人が言っていたけれど、
僕の意見は違う。
どんどんよそ見したら良いと思う。
これしかない。
なんて思うのは不自由だ。

人生はまだまだこれかだ。
これを口癖にして生きてほしい。

buna

 

Choose your own and jump over.

 


南アフリカでまた変異ウイルスが確認されたようだけれど、
今のところ、日本にいられるのはあと数ヶ月となっている。

96年と2000年に渡英した時と明らかに心境が違う。
一番大きな違いは、あの頃のような停滞感がなく、
もう少し日本にいたいという感覚かもしれない。

Choose your own and jump over.

流れには逆らわず、身を任せる。
そう聞くと、
いつか見た海岸に打ち上げられた
流木とゴミたちを思い出す。

流れに抗い、
別の流れに飛び移るべき時があるのではないか。
でなければ、僕らにできることは、
流れの中で、溺れずにいること
だけになってしまう。

この世界は、
もっと複雑に色んな力が影響しあい、
たくさんの流れが存在しているように思える。

だから、どの流れに乗るか、
そして、どの流れに飛び移るか。
僕らはそういう選択を知らず知らずに突きつけられて、
その選択の結果が、今の自分のいる場所であり、
今の自分な気がしている。

buna

軸になるものを


11月21日(日)LOSTAGEとTHA BLUE HERBなどが出演する、
abura derabu 2021 supported by Dr.Martensへ。
このイベントが開催された新木場のSTUDIO COASTは
2022年1月で閉館する。
音楽を楽しめる場所がこうやって減ってしまうのは淋しい。

でも、やっぱりライヴは良い。
そして今回もBOSS THE MCの言葉は心に響いた。


現代表現

名古屋造形大で12月中旬まで
週1で授業をやらせていただいている。

教えるというよりは、
僕の経験や考えをシェアするといった方がしっくりくる。

まず、自分の年表を作ってもらい、
何に影響されて、何を好きで。
そこで何を得たかを振り返ってもらう。
その中に自分らしさや、
進路を見つけるヒントが眠っているように思えたからだ。

そして、それを元にインスピレーションボードを作りながら、
自分らしさを表現し、最終的にレコードのアートワークにして
パッケージにするという課題。
その作業の中で、何か今後創作の軸になるものを
見つけて欲しいのだけれど、どういう結果になるだろう。

buna

一人旅

山に行きたいと思い続けたコロナ禍、落ち着いているこのタイミングで、山梨は大月へ。
到着した1時間ほどで日没するという無計画さを反省しながら、大月駅の周辺を歩いた。

綺麗な空気を肺に吸い込み、
ここ最近の仕事で重くなった背中を軽くすることができた。

そして、何より一番の目的地、

月のうらがわ
https://tsuki-no-uragawa.jimdofree.com/
https://www.instagram.com/tsukiura2020/
にてゆっくりできたので良い1日になった。
次回こそは計画を立てて、楽しい旅の友を連れて行こうと思う。

【MUSIC】Paco De Lucia “La Fabulosa Guitarra De Paco De Lucia”


今月末、ライヴを観に名古屋まで行く予定だった。
でも、このコロナの状況では難しいかもしれない。
ワクチンもまだ打っていない。

だから、僕はフラメンコを聴いて、何度もスペインへ行く。
心だけでも。心だけは自由に。

フラメンコギターのアイコンでもあり、
革命家でもあるPaco De Luciaに感謝

buna

きっといつかは


終戦記念日だけれど、コロナや大雨という非常事態では、戦争について考えるのは少し難しい。

昨日、接触確認アプリから濃厚接触者になったという通知が届き、 相談窓口に教えてもらった発熱相談センターには電話が繋がらないでいる。 低気圧の影響で酷く怠いけれど、発熱はしていないので、とりあえず自宅待機となっている。

これで二度目の陽性者との濃厚接触。身近にも陽性者が出始めていて、忍び寄っている感覚が増している。


きっといつかは

6月くらいから作品制作を再開していて、Intagramに少しづずアップしている。 この暑さの中、エアコンもないアトリエで製作するのは、30分が限界。 休んでは描いて、休んでは描いての繰り返しをしている。

物心ついた頃から、違和感のある、自分を異物として感じる環境に身を置くことが多く、 それは40代になった今も変わらず、自分の居場所を探し続けている。 もしくは、作ろうとしている。

それは時に孤独感、疎外感、孤立感となるけれど。 きっといつかは。と信じて、言い聞かせて日々を生きている。

buna

守りつつ攻撃をしていくスタンス


“非常事態”の中、毎日通勤している。

もう麻痺してしまって、ほとんど恐怖を感じていない。

政府への不信感はとっくに天井をぶち抜いている。

自称霊感があるという知人に

「突然死」という死に方を予言された余韻を引きずって

今週も真ん中を過ぎた。


守りつつ攻撃をしていくスタンスで

日々の生活に疲れてしまい、

制作ができていない物作りは少なくないと思う。

“生きるための仕事”を減らし、

経済的にギリギリのところで制作をするには、

あまりに不安定な世界だ。

自分の身は自分で守らなければならない。

ヤツらが助けてくれる保証はない。

守りに入ったら終わりなのではなく、

守らなければ終わる時代。

守りつつ攻撃をしていくスタンスでいかなければ。

buna

芸術家と狂気について



先日書いたWebマガジン

現在2人で記事を書いているのだけど、

それぞれ時間がなく、スカスカな状態になっている。

焦らずゆっくり記事を充実させていきたい。



芸術家と狂気について

感情の高ぶりは、ある高さに到達すると狂気になる。

狂気とは精神疾患としてと、

宗教的、芸術的なものと二つに分けられる。

神秘体験や閃きも一種のそれだ。

民族音楽の中にも“神”との交信をするために、

意識的に狂気に達することを目的としているものある。

60年代、70年代の芸術家たちはドラッグによって、

その域に達しようとしていた人もいるだろう。

大きなリスクが伴うから、

軽はずみにその方法を使うのは危険だ。

その無意識の層だったり、

神秘学のシュタイナーなどの言うところの“高次の世界”は、

芸術家の多くが闇に落ちているように、思考と感情、意志が分裂し、

これが進むと神経症になるというリスクがある。

こうならないためにも、

怒りや臆病さ、迷信、偏見、

虚栄心、名誉欲などを

できるだけ排除し、純化する必要がある。

buna

毎週今週末こそは


コロナ禍で友達になりたいと思った人たちと、どう距離を縮めて良いのだろう。飲みに行くこともできないし、食事やお茶をするのだってかなり気を遣う。オンラインで話すというのもまだ抵抗がある。でも、この状況がもう少し長引くのであれば、仕方ないのかもしれない。


毎週今週末こそは

梅雨になり、当然雨が毎日のように降り、晴れ間を見つけては外の空気を吸っている。自然のあるところに行きたくて、実家に顔を出した際に近くの公園まで父親と歩いた。コロナ禍で、両親や兄弟、友人が今のところ無事であることはラッキーなことだ。まだまだ油断はできないのだけれど、やっぱり麻痺してしまっていて、畏れが弱まってしまっている。

最近、「ソロ活」という言葉を知った。これは最近の僕の課題になっている。行ってみたい場所があっても1人では行けない自分が嫌だ。1人で日本を飛び出して、英国に行ったことがあるというのに。常連ばかりの居酒屋に入りにくいのは仕方ないとして。なぜに、たった2、3時間かけて自然のあるところに行けないのか。毎週今週末こそはと思うけれど。

buna

Level 44-45


山形にいる友人から、誕生日のプレゼントとして米1kgなどが届いた。
「近所のスーパーで買えるやつだぞ」と照れ臭さくて余計なことを言い、
「気持ちを受け取ってくれ」と言わせる。


44-45

間違いなく僕の人生は折り返し地点を過ぎている。
焦りと諦めに負けず、後半戦を闘うことを決心する。
何かを犠牲にしなければならないこともあるだろう。

過去を誇りと自信にしつつ、
まだ、何もなし得ていない。
そう思って進む。

コロナ禍はまだ続きそうだけれど、
それでも僕に残された時間は日に日に減っている。
そして、収束後の未来、異国の地に行かなければならない。
僕の根無草人生は続く。
後悔の無いように生きなければ。

buna

Web Magazine準備中


2021


色々、活動しにくい状況で、楽しいことを作らねばと思い、
音楽レビューを中心としたWebマガジンを立ち上げる準備をしている。

このプロジェクトを準備する中で、新たな友人ができ、
疎遠になっていた友人たちと連絡を取り始めている。

もっと文化的に楽しむために、
この流れを強いものに変えて行きたい。

来月頭にはプレ公開する予定だ。

buna

No chemicals.


絵を描くとき、呼吸が大切なのだけれど。花粉症で鼻が詰まっているから、調子が出ない。
まるで魔法を忘れた魔法使いのような不安さえ感じている。
鼻詰まり以外に、大きな理由があるような気もしている。


ケミカルはやらない

僕らが90年代に大否定し秋葉原で行方知らずになったケミカルジーンズ。
あれを履いている女子を電車の中で見かけて軽くパニックになって、
友人たちにLINEを送った。
「あ・の・時、殺・し・た・あ・い・つ・が・目・の・前・に・い・る」
そんな勢いだったかもしれない。

しかも、その子はおしゃれに着こなしていたものだから、
僕の中で価値観が何度かひっくり返ることになった。
そうか、あれから30年近く経っているのだから、
そんな変化があっても不思議ではないのかもしれない。

「おしゃれなモノだと思っていましたよ」
と答えたのは21歳の友人。

それでも、僕はケミカルジーンズを履くことはないだろう。
一瞬でも、おしゃれだと感じたとしても。
それはありえない。

buna

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